アフリカで高まる中国の影響力、中国人がいない都市はないほどに―香港紙

Record China    2013年2月1日(金) 9時20分

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29日、アフリカにおける中国の影響力が高まり続けている。アフリカでは中国人がいない都市はないというほどになっているという。写真は洛陽で開催された世界切手展のタンザニアブース。

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2013年1月29日、香港のサウスチャイナ・モーニング・ポスト紙によると、アフリカにおける中国の影響力が高まり続けている。環球時報が伝えた。

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アフリカでは中国が存在感を増しており、タンザニア最大の都市・ダルエスサラームのカジノは客の大多数が中国人で占められている。アフリカでは中国人がいない都市はないというほどになっている。ここ10年で中国人のアフリカにおける人口や投資額、貿易額いずれも急速に上昇しており、タンザニアにおける投資額では米国も中国に劣るという。

タンザニア鉄道は1970年代に中国の援助で建設され、これが中国にとってアフリカ市場進出の第一歩となった。現在、アフリカで生活する中国人は100万人いるとされ、アフリカにおける国連の平和維持活動でも主要な参加国となっている。また、アフリカとの貿易も成長の一途をたどっており、2000年には106億ドルだった貿易高は2011年に1660億ドルにも達している。

新書「中国とアフリカ:百年の往来」では、中国とナイジェリアの貿易関係が大きく発展しており、「次々に新たな取引が生まれ、投資が決まり、合意が結ばれている」と紹介されている。著者によれば、中国系企業と合資企業600社が建築や石油、天然ガス、科学技術、通信、製造、教育などの産業に加わっているという。

中国の存在は経済にとどまらず、アフリカ最大規模の都市・ラゴスでは「中国人ビジネスマンの生活・商売の場所が万里の長城のように広がりを見せている」と、記事は伝えている。(翻訳・編集/岡田)

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