クルミを食べても頭が良くならない?

人民網日本語版    2019年2月21日(木) 12時40分

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17日に開かれた2019年亜布力中国経営者フォーラム年次総会では、医療科学普及プラットフォームの創業者が、「ツルドクダミを食べても髪は黒くならず、クルミを食べても頭の栄養にはならない」と述べた。

17日に開かれた2019年亜布力中国経営者フォーラム年次総会では、医療科学普及プラットフォームの創業者が、「ツルドクダミを食べても髪は黒くならず、クルミを食べても頭の栄養にはならない。ツバメの巣ゼリーを買う金があるならば鶏卵を食べたほうがましだ。鶏卵の栄養価がはるかに高い。

すべての食物は消化、吸収、生体内変化、輸送などの過程を経ることで、血液循環により各種栄養物を全身の各組織・器官に送り届けることができる。食物は人に摂取されると各種栄養物に分解される。黒いものを食べれば黒くなるわけではなく、柔らかいものを食べれば柔らかくなるわけでもない。

まず、クルミには脳細胞と組織細胞の重要成分を作るα-リノレン酸が豊富に含まれており、DHAを作り出すため、乳児・児童の脳の発育にとって重要であり、高齢者にとっても脳の老化を遅らせるといった重要な意義があるという説がある。しかし、クルミよりもα-リノレン酸が豊富に含まれる食物は多く存在する。しそ油には67%、亜麻仁油には55%、ぼたん油には42%含まれるなどなど。つまりクルミがα-リノレン酸を最も多く含んでいるわけではなく、他の食物でも補給できるということだ。

頭の栄養になるとは、知能や認知力が上がるということだ。クルミや松の実などのナッツを摂取すると、脳の老化を遅らせる効果があり、脳卒中などの罹患率が下がることが、多くの研究によって示されているにもかかわらず、現在も、クルミを食べることで短期間内に人の知能が上がったり、テストの成績が上がることを示す直接的な証拠は見つかっていない。(編集YF)

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