中国人はどれほど卑屈なのか―米華字メディア

Record China    2019年2月21日(木) 15時0分

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米華字メディア・多維新聞は19日、「中国人はどれほど卑屈なのか」と題する記事を掲載。スペインのファッションブランド、ZARAの広告写真が物議を醸した問題について報じた。

米華字メディア・多維新聞は19日、「中国人はどれほど卑屈なのか」と題する記事を掲載。スペインのファッションブランド、ZARAの広告写真が物議を醸した問題について報じた。

発端はZARAが今月15日に中国版ツイッター・微博(ウェイボー)の公式アカウントで公開した新商品の広告写真。中国出身のモデル、ジンウェン(李静[雨/文])のノーメークと見られる顔写真だったが、そばかすが目についたためか、中国のネット上では一部のユーザーから批判の声が上がった。

英BBCは、ジンウェンがかつてファッション誌のインタビューに「子どもの頃はそばかすが本当に嫌だった。普通はアジア人にはできないものだから」「高校生の時は、いつもそばかすを隠したかった。でも、今は気にならなくなった」と語っていたことを紹介した上で、「数十年来、中国や東アジアでは、真っ白な肌が美の基準となっている。そのため、強烈な反対が起きたのだろう」と分析した。

実際、ネットユーザーからは「華人女性やアジア人女性をおとしめている」「中国人への侮辱、中傷だ」といった声のほか、「そばかすがあり無表情な顔は、アジア女性に対する印象をミスリードする。アジアの女性への差別を生みかねない」といった声まで上がったという。

これについて、中国の英字紙チャイナ・デイリーは17日付の記事で、「ZARAの広告に不満を抱いている人は、国家のイメージが害されることを避けるために発言していると思われる。これは理解できる。だが、彼らの行為は(中国人が)過度に敏感であること、自分たちの文化に自信を持っていないことを示している」と指摘した。

中国のネット上でも擁護の声が高まり、「中国のモデルは自国の同胞たちに差別されている」というコメントに多くの賛同が集まっているほか、「中国人はどれだけ卑屈なのか」という感想を残すユーザーも。さらには、ZARAと同じように「中国侮辱」と物議を醸したイタリアのブランド、ドルチェ&ガッバーナ(D&G)の騒動を引き合いに、「あれ以来、中国人の間には普遍的な劣等感が生まれた」と指摘する声もあるという。(翻訳・編集/北田

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