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朴前大統領の弾劾は妥当だったのか?韓国で論争再燃

配信日時:2019年2月24日(日) 8時30分
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20日、韓国・ニューシスは「憲法裁の弾劾決定から2年が経過したが…政界で朴前大統領の弾劾論争が再燃」と題する記事を掲載した。写真は韓国大統領府。

2019年2月20日、韓国・ニューシスは「憲法裁の弾劾決定から2年が経過したが…政界で朴前大統領の弾劾論争が再燃」と題する記事を掲載した。

記事はまず、朴槿恵(パク・クネ)前大統領時代の与党だった自由韓国党(※当時はセヌリ党)が、弾劾直後には党論で弾劾を受け入れていたが、最近になってこれを覆そうとする動きを見せていると伝えた。自由韓国党を除く与野党は、これに一斉に反発しているという。

政界では、自由韓国党の全党大会が党代表候補の親朴系・黄教安(ファン・ギョアン)元首相と金鎮台(キム・ジンテ)国会議員、非朴系・呉世勲(オ・セフン)前ソウル市長に固まり、「弾劾たたき」が支持層結集のための手段になっているとの見方が出ている。特に、朴政権時代の最後の首相で朴前大統領に友好的な保守層の支持を受けている黄氏が有力な党代表候補に浮上し、弾劾論争が拡散しているという。

黄氏は19日の討論会で、これまで弾劾を批判してきた金氏とともに「朴前大統領の弾劾はやむを得なかったと思うか」という質問に対し、「客観的真実がいまだに明確になっていないのに、政治的責任を問い弾劾決定を下すことは妥当ではない。弾劾が妥当との意見に私は同意できない」と弾劾反対の意向を示した。呉氏だけが弾劾に賛成し、当時院内代表だった鄭宇沢(チョン・ウテク)議員は「憲法裁の決定を尊重するというのがわが党の党論」と繰り返し強調したという。

これに対し、与野党は一斉に謝罪を要求。共に民主党の洪永杓(ホン・ヨンピョ)院内代表は同日、国会で開かれた拡大幹部会議で「明らかな自己否定で、民主主義を守った国民に対する冒涜(ぼうとく)」と一喝。民主平和党のキム・ジョンヒョン報道官も論評で「今になって弾劾を否定することは国民をさらに不幸にするだけ。政治指導者としての資格が疑われる」、正義党のチョン・ホジン報道官も「国らしい国を造ろうとろうそくを手にした国民に対する不正であり冒涜」と批判したという。

これについて、韓国のネットユーザーからは50代を中心に幅広い年齢層からコメントが寄せられている。「朴前大統領は崔順実(チェ・スンシル)に利用されただけ。弾劾は見直すべき」「ろうそくデモは自発的な参加者もいたけど、団体やメディアの影響も強かった」「正直言って、自分も扇動されてろうそくデモに行ってた」「一国の大統領を弾劾した事件。問題は本当になかったのか、もしあったとしたら二度とそのような誤った判断があってはならないという趣旨で世論をつくっていくことは、非常に健全な政治風土なのでは。今考えたら当時は感情的な弾劾だったような…」「本当に間違っていたのなら弾劾は当然なこと。でも弾劾して権力を手にした人が同じことをしている。文大統領は自分にとっていい話しか聞かない。前大統領と何が違うの?」など、政界とは異なり擁護派の意見が上位を占めている。

そのため、「うまくいけば2連続の弾劾国家になれるかもよ(笑)。今の政権は世論操作もするしネット検閲もしたじゃないか」「文大統領は弾劾の準備でもした方がいいと思うよ。やってることを見たら、もはや独裁政権に戻りつつある」とする声も上がっている。(翻訳・編集/松村)

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