2019年2月18日、参考消息は、辛口で知られる英国の番組が中国について絶賛したと報じた。

記事は「世界的に有名な自動車番組『グランド・ツアー』が新シーズンの予告を発表した。今回のターゲットは中国の高速道路ネットワークであり、多くの中国のファンがこれに興奮している。なぜなら、同番組は世界200余りの地域で放送され、1億2000万人の視聴者を持つという、世界で放送率が最も高いと自動車番組だからだ」とした。

「グランド・ツアー」は、世界的な人気を集めている英BBCの自動車番組「トップ・ギア」の司会者だったジェレミー・クラークソン氏と制作スタッフが、2015年の不祥事に伴う制作者総入れ替え後、アマゾンのプライム会員向け動画サービスで立ち上げた動画番組だ。

クラークソン氏は予告動画の中で「英国は中国の比べ物にもならない」とするとともに「1988年、中国には高速道路がなかった。それが30年で8万4000キロという世界のどの国よりも長い高速道路が通っている。2011年には年間9600キロという信じられない速度で作ったのだ。しかも、建設が難しい地形がたくさんあるのにだ」と語っている。

記事は、予告動画が掲載されたYouTubeのページに「中国の30年余りの発展は本当にすごい」などといった称賛コメントが多数寄せられたことを紹介。米国のユーザーからは「わが国の政府は壁を作るのに躍起になっているのに対し、中国政府は橋を架けて経済発展を促している。これが両国の差だ」、英国のユーザーからは「私がいる英国の都市では、市の中心部の道路を修理するのに1マイル当たり1年もかかっている」といった感想が出ているとした。（翻訳・編集/川尻）