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2007年3月29日、湖南省長沙市の最高気温は29度に達した。2日前と比べると、なんと14度もの上昇だ。関係者はこの異常気象を大洪水の前兆ととらえ、警戒を強めている。
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2007年3月29日、湖南省長沙市の最高気温は29℃に達した。2日前と比べ、なんと14℃もの上昇だ。関係者はこの異常気象を大洪水の前兆だと見て、警戒を強めている。
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ここ2日間のあいだに、長沙市民はその装いを冬用のコートから夏用のTシャツへと変えた。27日の最高気温が15℃だったのに対し、29日は29℃にまで跳ね上がった。30日の最高気温も32℃と予想され、気温はさらに上がる見込みだという。湖南省では、2月の平均気温が例年を5℃以上も上回る暖冬となっている。
専門家はこの異常気象が夏以降の大洪水の前兆だと見て、警戒を強めている。湖南省では10年近くも全省規模の大洪水は発生していないが、今年はその危険性が極めて高い模様だ。そのため、湖南省政府は着工中の水利工事の完成を前倒しさせるなど対策を取り始めている。(翻訳/編集・高口康太)