日本で池江璃花子めぐる発言がまた物議―中国メディア

Record China    2019年2月18日(月) 14時0分

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17日、騰訊体育は、競泳の池江璃花子が白血病を患っていることを告白した件について、日本五輪委員会の橋本聖子会長による言論が物議を醸していると報じた。

2019年2月17日、騰訊体育は、競泳の池江璃花子が白血病を患っていることを告白した件について、日本五輪委員会の橋本聖子会長による言論が物議を醸していると報じた。

記事は、橋本氏が16日に東京で開かれたイベントで講演した際に「今回の件でスポーツ界全体が悩む必要はない。重大なことではあるが、組織や法令上問題が起こったわけではなく、積極的に前を向くべきだ。(池江が白血病を患ったことは)神様が池江の体を通じてわれわれを叱咤(しった)激励しているとさえ思っている」と語ったと伝えた。

しかし、橋本氏は実際は、「私はオリンピックの神様が池江璃花子の体を使って、オリンピック、パラリンピックというものをもっと大きな視点で考えなさい、と言ってきたのかなというふうに思いました。あらゆる問題が去年から頻繁に、スポーツ界には起きました。池江選手が素晴らしい発信をしてくれたことによって、スポーツ界全体がそんなことで悩んでいるべきではない、ガバナンス、コンプライアンスで悩んでいる場合じゃない、もっと前向きにしっかりやりなさい、ということの発信を、池江選手を使って、私たちに叱咤激励をしてくれているとさえ思いました」と発言しており、騰訊体育は一部意味を取り違えて報じているようだ。

記事は、講演後に橋本氏が「神様は乗り越えられない試練は与えない」という池江に言及し、スポーツ界全体が再び心を一つにして立ち上がる必要があることを感じたとするとともに、治療に専念できる環境づくりが必要との見解を示したほか、講演の中では橋本氏自身も高校生時代に腎臓病による闘病生活を強いられ、最終的に病気に打ち勝った経験が明かされた、とも伝えている。

そして、橋本氏の発言に対して日本のネット上からは「単に病気を克服してほしい、みんなで温かく見守ろうと言えばいいだけのこと」「何でも言えばいいってものではない。もう静かに見守ってあげよう」など、批判的なコメントが出ていると紹介した。(翻訳・編集/川尻

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