民間企業と軍の強力な結び付き、中国航空業の発展に潜むリスク―米紙

Record China    2013年1月27日(日) 7時30分

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22日、中国は航空産業の発展を強力に推進しているが、その成果が軍に転用されるリスクが懸念されている。写真は天津のA320組立基地。

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2013年1月22日、米紙ニューヨーク・タイムズは記事「航空業に注目する中国、安全問題が増加」を掲載した。環球網が伝えた。

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7年前、エアバス社の役員が天津市を訪問した時、濱海国際空港脇には草が生えている空き地が広がっていた。今、その土地には20棟もの建物が並び、年に4基のA320を生産する航空機工場となっている。さらにその隣にはロケットとヘリコプターの生産拠点も広がっている。

中国は3兆ドル(約240兆円)もの膨大な外貨準備をさまざまな産業に投資しているが、航空産業はその最前線に当たる。部品製造、材料生産、リース、輸送、飛行場経営など中国が着手している分野は多岐にわたる。問題は中国の航空産業の発展は軍の近代化と深く結び付いていることだ。

中国航空工業集団は中国空軍への主要サプライヤーであり、同時に民生品も手がけている。同社は2010年、オレゴン州で小型航空機生産メーカーとしての資格を取得した。その材料として炭素繊維複合材料を採用したが、この材料は高性能戦闘機にも転用可能なもの。中国航空企業の投資や企業活動が中国軍のために転用されるリスクはないのか、懸念されている。(翻訳・編集/KT)

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