劉慈欣の小説「流浪地球」が刊行された1999年はまだプロキシマ・ケンタウリの周囲に惑星が存在するのか知られていなかった。2016年年末、南米チリにあるヨーロッパ南天天文台をはじめ世界中の望遠鏡を用いた「Pale Red Dot(微かな赤い点)」と呼ばれる同時観測が行われ、プロキシマ・ケンタウリの周囲に地球に似た惑星を発見。天文学者だけでなく、多くの人を興奮させた。この惑星の質量は、地球の約1.3倍で、プロキシマ・ケンタウリの周りを約11.2日かけて公転している。Planetary Habitability Laboratoryが定めた地球類似性指標(ESI)の値は0.86だ。
この記事のコメントを見る