中国メディアの観察者網は13日、マイクロソフトの創業者ビル・ゲイツ氏が中国人に向けて送った新年のあいさつで中国を称賛したと伝えた。

記事は、ビル＆メリンダ・ゲイツ財団のビル・ゲイツ会長が12日、新華社を通して中国人に対して新年のビデオメッセージを送ったと紹介。その中でゲイツ氏は、「この1年間で中国は世界の発展に大きく貢献してきた」と称賛。「過去40年間で中国は8億人が貧困から脱却するよう援助する点で大きな成果を収め、現在では他の国や地域が直面する問題を解決できるよう援助している」と指摘したという。

またゲイツ氏は、最近の訪中で新世代トイレ博覧会に参加したことに言及し、「中国のイノベーションの実力を再び目にした。中国企業は画期的な新製品を開発しており、世界数十億の人のために安全な衛生設備を提供することができる。中国の科学者が開発している新薬は、貧困層が結核などの伝染病に対処する上で助けとなっている。しかも積極的にアフリカの国と発展の経験を分かち合っており、衛生や感染症予防、農業の構造転換加速などの面で成果を得ている」と中国を称賛した。

結びにゲイツ氏は「ゲイツ財団はこれまでずっと中国を支持しており、共同で世界中の人々のためにより素晴らしい未来を創造している」と語った。（翻訳・編集/山中）