日本で好きなだけ果物を食べるのは「富をひけらかす」こと―中国メディア

Record China    2019年12月7日(土) 22時10分

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26日、中国メディアの環球網は、「日本では果物が単なる食べ物というだけでなく、独特の意義と文化がある」とする記事を掲載した。写真はパイナップル。

2019年11月26日、中国メディアの環球網は、「日本では果物が単なる食べ物というだけでなく、独特の意義と文化がある」とする記事を掲載した。

記事はまず、「日本の果物の品質は非常に高い。スーパーで販売されているリンゴは形状がどれも同じで艶のある色をしており、ブドウはきらりと輝いていて、メロンはきれいに包装されていて、見ているだけで食欲がそそられる。もはや食べ物というより芸術品のようだ」とした。

一方で、価格については「高い」と指摘。「小さめのスイカでも100元(約1500円)近くし、高級イチゴの美人姫は1粒3000元(約4万5000円)以上するほか、高級ブドウのルビーロマンは1房8万元(約120万円)で競り落とされたことがある」などと紹介した。

その上で、「日本人は昔から果物を高級料理の食後のデザートとしていた」と紹介。「懐石料理では水菓子と呼ばれ、江戸時代には富豪が初物の果物を長寿の縁起物として高い値段で購入していた」と伝えた。また、「日本の文化では贈答品として高級果物を贈る習慣がある」と紹介。「上司やお世話になった人に果物を贈ることで感謝を示し、その際の包装は非常に手が込んでいて豪華だとしている。そのよい例が200年の歴史を持つ千疋屋だ」とした。

記事は、「果物の品質と包装には非常にこだわる日本人だが、普段はあまり果物を食べない。特に若者の果物摂取量は非常に少なく、厚生労働省の調査によると、30歳前後の男性はほとんど果物を食べないそうだ。理由はやはり値段が高いからで、果物の代わりにジュースやその他のドリンクで栄養を摂取する人が多い」とし、「日本では好きなだけ果物を食べることは、富をひけらかすことだと言える」と論じている。

日本の果物が高い理由として記事は、「国土面積が小さく、丘陵地帯が多いため、耕作面積が限られ、生産量が多くない」と説明。また、「人件費が高いこと、ブランド価値があること、輸入果物は品質要求が高くて税金も高いこと、輸送費や包装費がかかることも、果物の価格を押し上げている」と分析した。(翻訳・編集/山中)

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