「節約は良いことだがお腹が空く」…各省で両会開催、花も旗も飾らず食事も質素―中国

Record China    2013年1月22日(火) 19時50分

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20日、中国の各省レベルで開催されている「両会(人民代表大会・人民政治協商会議)」だが、今年は従来の盛大なスタイルから一転、質素な開催内容になっている。写真は北京市政治協商会議。

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2013年1月20日、ラジオ・フランス・アンテルナショナル(RFI)の中国語版サイトは、現在中国の各省、直轄市、自治区で次々と開催されている「両会(人民代表大会・人民政治協商会議)」について、従来の盛大な開催スタイルから一転、節約を強調した質素なスタイルに変わっていると伝えた。

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新華社によると、中国共産党第18回全国代表大会で新しい指導者に選ばれた習近平(シー・ジンピン)氏が開催スタイルの変更を指示。中央政治局も会議や行事に関する節約規定を定めたことから、各地の「両会」は「新政、新風」の精神で開催されることに。この「新政、新風」は今年3月に北京で開催される「全国両会」の方針となる可能性が高い。

中国メディアは各地で開催されている「両会」について、「花もなく、旗もなく、道路封鎖もない。配布される紙の質を落とし、報道手続きも簡素化された」と報道。会議で提供される食事についても「グレードを下げて、品数を減らし、白酒(高粱酒)もない」という。香港の俳優で広東省広州市政治協商委員のエリック・ツァン(曾志偉)氏は「節約は良いことだが、お腹いっぱいにはならないみたいだね」と話す。雲南省昆明市のある政治協商委員は、車を相乗りして会場に到着したという。

「両会」の簡素化について、一部のネットユーザーは賛同しているが、「本当のところはしっかり見ないと判断できない」との厳しい意見が圧倒的に多い。「プライベートで贅沢三昧をして、海外に資産を貯め込み、国民の政治参加を許さず、言論の自由もなければ、何の意味もない」という手厳しい意見も寄せられている。(翻訳・編集/本郷)

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