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【CRI時評】中国の春節消費「ブル市場」の背後にあった三大動力

配信日時:2019年2月11日(月) 21時40分
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 11日は、2019年の中国の旧暦新年「春節ゴールデンウイーク」が明けて最初の営業日であり、休日期間中の消費関連データが次々に発表されはじめた。過去1週間において、中国の小売・飲食企業の売上高は前年同期比8.5%増で1兆元を突破した。全国の観光地は同7.6%増の累計延べ4億1500万人を受け入れた。観光収入は同8.2%増の5139億元に達した。中国銀聯(チャイナ・ユニオンペイ)ネットワークにおける取引総額は同71.4%増で、初めて1兆円の大台を超えた。

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 全世界が保護主義の逆流と発展の不確実性の増大に遭遇しているにもかかわらず、中国の春節消費市場は海外メディアが驚嘆する「ブル市場(強気市場)」となった。このことは中国市場の潜在力と経済の粘り強さ、そして自信と落ち着きある国民の心情を反映している。

 中国の現在の人口は14億人に近く、中間所得層に属する人々は4億人以上だ。このことが、世界に対する巨大潜在力を持つ消費市場を作り出している。統計によれば、2018年において、中国の最終消費支出のGDP成長率に対する貢献度は76.2%に達し、住民のエンゲル係数は前年比で0.9ポイント下落した。このことは、中国人の消費の質がレベルアップしつつあり、中国人は高品質の商品とサービスを求めるだけでなく、さらにレベルの高い精神的満足をこれまで以上に渇望していることを示している。

 輸入商品やスマート・ハイテク商品が中国人の年越し用商品リストのホットスポットになったのは、まさにそのためだ。「博物館で年越し」「旅行しながら年越し」も、中国の春節の新たな流行になり、全世界の企業に多くのチャンスを提供することになった。米スターバックス社の2019年の最初の四半期の財務報告によれば、同社の中国店舗は前年同期で18%増加した。仏ロレアル社のアゴン最高経営責任者(CEO)は最近メディアに対して、中国市場の強盛な需要のおかげで、同社のアジア太平洋市場における2018年の販売額は過去10年間最高の74億ユーロを達成したと述べた。アゴンCEOは「この勢いは2019年も続く。中国経済の成長鈍化の影響は心配していない」とも語った。

 アゴン氏の見方は、全世界における大多数の多国籍企業による、中国の経済状況に対する客観的かつ理性的な認識を代表している。昨年の中国GDPの成長率は前年比6.6%で、最近では最も緩やかな上昇だったが、6.6%という成長率は世界の主要な経済体の中では依然として上位だ。貢献度から見れば、中国の昨年の経済規模は初めて90兆元を突破し、世界経済成長率に対する貢献度は30%を超えた。中国は依然として、世界経済に対する貢献度が最も高い経済体だ。

 バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチが今年1月に発表した中国経済活動追跡指数は前年同期比で4.1%上昇しており、中国の経済活動が依然として活発であることを示した。最新発表の中国の春節休暇におけるデータも改めて、中国経済の健全かつ安定した発展という基本面は変化しておらず、ハイレベルの発展を支持する生産要素の条件も変化しておらず、長期的に安定しつつ良好な状態に向かう全体的な情勢も変化しておらず、中国が依然として世界経済の長期的かつ強力なエンジンであることを証明している。

 注目に値するのは、中国の春節期間における観光・飲食・小売り市場の販売額の増加は、ほとんどが中国人の個人的消費によることだ。このことは、中国人がこれまで以上に出費を惜しまず、つまり未来の発生しうる圧力に向き合う心情がさらに成熟したことを証明している。

 今週、中米経済貿易の新たなラウンドのハイレベル協議が北京で行われる。中国人はこの交渉の結果と将来の動向について非常に強い関心を持っているが、心理面ではさほど影響を受けていない。幸福とはすべて自らの奮闘で作り出すものであるからには、肝心なことは自分のことをしっかりとやることだ。7日間に及んだ「消費ブル市場」を経て、中国人は再び、元気いっぱいで自分の職場、あるいは新たな職場に駆けつけ、夢をかなえるためにこれまでと同様の全力投入を再開した。(CRI論説員 盛玉紅)
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