愛嬌たっぷりのパンダスマート路線バス、そのハイテクに注目―中国メディア

人民網日本語版    2019年2月14日(木) 23時50分

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黒い耳、丸い目、愛嬌たっぷりのデザインのスマート路線バスが自動走行中だ。これは深蘭科技有限公司が発表した多機能「パンダスマート路線バス」だ。全長は約12メートルで、人工知能(AI)機械が視覚に占める割合は70%以上に達する。自動運転、生体認証、音声会話、スマート無人販売システム、スマート脱出・緊急処理システムなど多くの新しい技術を一体化させている。経済日報が伝えた。

このバス自動運転システムは車両、自転車や歩行者、信号機などの環境情報を感知・認識し、そして車両をコントロールすることで自動的な加速・減速、方向転換、自動緊急ブレーキ、主体的な車線変更、バス停での停車・発進などの機能を実現することができる。同社取締役、副総裁、CSOの王[日斤]磊(ワン・シンレイ)氏は、「多くの自動運転技術はセンサー(レーダー)を中心としているが、当社は視覚を中心とする自動運転技術だ。つまり、脳科学を利用し、人の脳と脳波を分析し、言葉の意味を理解する」と説明した。

個人が使用する自動運転車とは異なり、パンダスマート路線バスは全面的なAIシーンを実現する。乗客は高精度なスマート生体認証・記録によって、手のひらをかざすことで乗車し買い物することができる。車載ロボットは乗客の不審な行為をリアルタイムでモニタリング・撮影し、迅速にバックグラウンドに通報し、スマート緊急脱出システムを起動する。スマート機械視覚により、車載観察ロボットは車内の状況を全面的かつリアルタイムでモニタリングし、運転手のリアルタイムの状態を感知し、クラウドによってAIの分析と処理を行う。AIの音声会話により、特定シーンの乗客サービス、感情識別、落とし物の識別、疲労運転の注意などを行うことで、利用客の使用体験と安全防護を改善する。

中国では近年、スマート都市の建設が急速に推進されており、スマート交通が特に最重点になっている。パンダスマート路線バスは現在、江蘇省常州市、四川省徳陽市、浙江省衢州市、山東省済南市などで続々と使用されており、将来的にはスマート都市公共移動ソリューションプランを提供する。また、同社はギリシャやイタリアなどの国とスマート都市協力協定に署名しており、「パンダスマート路線バス」は世界各地に輸出され、中国の科学技術の実力を示すようになる。(提供/人民網日本語版・編集/YF)

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