中国に再び青空を、LAの厳しい排出ガス規制に学べ―米華字メディア

Record China    2013年1月18日(金) 11時0分

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15日、米華字紙・僑報によると、米LAも40年前までは深刻な大気汚染に悩まされていたが、厳しい排出ガス規制が奏功し、今では青空が戻っている。中国はその経験から学ぶことができるのではないだろうか。写真はスモッグに包まれている北京。

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2013年1月15日、米華字紙・僑報によると、40年前、アメリカのロサンゼルスは今日の北京同様、深刻な大気汚染に見舞われていたが、厳しい排出ガス規制が奏功し、今では見事な青空が戻っている。中国はその経験から、大気汚染問題を解決する手掛かりを得ることできるのではないだろうか。ロサンゼルスの取り組みについて、カリフォルニア州環境保護庁・空気資源管理局の担当者は「州政府は、バス、トラック、コンテナ車など全てのディーゼル車に対し、厳しい排出ガス規制を施行し、大気汚染による人体への影響を軽減した」と話す。17日付で環球時報(電子版)が伝えた。

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世界一排ガスの規制が厳しいと言われているカリフォルニア州だが、15日、同州ロサンゼルスの高速道路では、コンテナ車の排出ガス検査が行われていた。ショッピングセンターの駐車場に仮設の検査所が設けられ、十数名の警官が測定器でコンテナ車一台一台の排出ガスを検査する。同州では全てのディーゼル車に対し、排出ガス中の汚染物質濃度が連邦政府の定める基準値に達するよう義務付けているという。

また、同州ではディーゼルトラックの所有者に対し、5分を超えるアイドリング、特殊な場合を除いたスクールゾーンでのアイドリングを禁止している。大型の商用ディーゼル車に対しては、連邦政府の定める排出ガス基準をクリアした証明として、その内容を示すステッカーを張ることを義務付けている。

排出ガスの基準値や法律による規定以外にも、カリフォルニア州では様々な取り組みが行われている。その一つが、大型車の排出ガスが基準値を大幅に超えていないかを抜き打ちで検査するというもの。他にも輸送トラックに定期的な排出ガスの検査を義務付け、検査記録を2年以上保管するよう定めている。また、個人或いは米連邦政府の輸送車、大型のディーゼルトラック及びバスに対し、排出ガス浄化フィルターの装着や、エンジンを2010年以降のモデルに交換するよう義務付けている。(翻訳・編集/XC)

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