日本で学ぶ中国人留学生が異国で感じた祖国の温かさ―中国メディア

Record China    2019年2月20日(水) 15時10分

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18日、中国新聞網は、日本で学ぶ中国人留学生が寄せた春節にまつわる手記を掲載した。写真は「春節カラー」に染まった東京タワー。

2019年2月18日、中国新聞網は、日本で学ぶ中国人留学生が寄せた春節(旧正月)にまつわる手記を掲載した。以下はその概要。

日本に留学してもう何年も過ぎた。春節らしい春節を迎えないのは何年目のことだろう。ようやく修士論文を書き終えた私は矢も楯もたまらず津軽海峡を渡る準備を始めた。「一緒に春節を迎えよう」という友人との約束を果たすためだけに東京に行くのだ。

出発前に立ち寄った大学で、新年の雰囲気を強く感じさせてくれる光景に出くわした。それは助教が研究室の入り口に貼った「春聯」(春節を祝うめでたい言葉が書かれた赤い紙)。私はこの喜びに包まれつつ、「春運」(中国で春節シーズンに取られる特別輸送体制)を体験しているつもりで空港へと出発した。

静かな雪国からきらびやかな現代都市に移動する中で目の前の景色は変わっていくが、「異国でも春節を過ごしたい」という気持ちは一向に変わらない。「友人と集って大みそかに食卓を囲む。一緒に中国の年越し番組を見て、火鍋を食べ、餃子を作る」は海外で年を越す留学生の最後の意地だ。

キッチンはとても狭く、餃子の皮はガチガチ、料理の種類も単一だったが、重要なのはこうしたことではなく、みんなが集まることだ。帰国しての年越しとはならなかったが、SNSの動画や家族との電話で国内の濃厚な春節ムードを味わうことができた。春節を祝うメッセージが聞こえる中、日本の大型商業施設にも「新年快楽」のポスターが次々と出現する。中国が強大になるにつれ、異国にいるわれわれも祖国の温かさとより多くの安全を感じ取れるのだ。(翻訳・編集/野谷

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