日本対カタールの決勝戦から見る中国サッカーの欠点―中国メディア

Record China    2019年2月3日(日) 8時40分

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2日、新浪体育は、日本対カタールの決勝戦から見る中国サッカーの欠点について分析する記事を掲載した。

2019年2月2日、新浪体育は、日本対カタールの決勝戦から見る中国サッカーの欠点について分析する記事を掲載した。

記事は、1日に行われたサッカー・アジア杯決勝で、カタールが3―1で日本に勝利し優勝したことを紹介。「決勝に日本とカタールが進めたのはなぜだろうか。このような試合から、両国の代表チーム強化政策が分かり、考えさせられる。2000万ユーロの価値の監督が平均年齢30歳以上の選手を率いた中国代表が、勝つべきところでは勝ったが、負けるべきところで負けたことと比べると、日本とカタールから学ぶべきことがある」とした。

その上で、まず日本代表について分析。昨年のW杯ロシア大会では、前評判に反して決勝トーナメントまで進むことに成功した日本代表の西野朗監督は、「帰国後にあっさりと監督を辞職してしまった。16強に入るという奇跡を成し遂げたのに辞職するとは、これが中国だったら考えられないことだ」と伝えた。

その後、日本代表監督に就任した森保一監督については、「まず世代交代を行った」と指摘。「しかも、単に交代するのではなく、基礎をしっかり固めた上で段階的に世代交代をした。アジア杯決勝のスタメンを見ると、W杯でのベルギー戦の時の6人がいて、そのうち重要な3人はいずれもディフェンスだった」と分析した。

一方で、「ロッカールームで最も発言権のある本田圭佑香川真司、長谷部誠を引退させ、森保戦術に最も適合した岡崎慎司も召集することはなかった」と思い切った世代交代を実行したことを称賛した。

カタール代表については、「アジア杯が始まる前から評判は高かった」と紹介。「チームの平均年齢はわずか24.87歳」であることを強調した。また、カタールは国家のサポートを受けて練習場をよく整備していることも伝えた。

このほか、カタールの代表選手の中に帰化選手が多いことにも言及。「海外で訓練を受けた選手を帰化させる中国とは全く異なる。カタールは才能のある青少年を自分で育てている。中国のように、モモの木に実がならないので外国の枝を接木することとは全然違う。カタールは外国で種を見つけて自分で育てているのだ」と指摘した。

そして、「中国のクラブは自分で青少年を育てることはせず、海外に行って探そうとし、自分の土地で着実に種を植えて育てようとはしていない」と分析。「中国の特色あるサッカー政策と多過ぎる外部からの干渉のため、『着実さ』と『辛抱』が足りない。だからわれわれは他人をうらやみ続けることになる」と結んだ。(翻訳・編集/山中)

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