貧困脱却の新産業、抗日ドラマのエキストラとして働く農村の人々―中国

人民網日本語版    2019年2月2日(土) 18時20分

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明朝・清朝の北方の農村風景を留めている山西省北山暈村の景観は映像作品撮影チームにとって、中華民国もしくは抗日戦争時代を背景とする作品のロケ地にピッタリな場所となっている。現地の貧困脱却新産業の一つとなったロケ地は、農家に収入増の機会をもたらしている。

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明朝・清朝の北方の農村風景を留めている山西省北山暈村では、明朝・清朝の屋敷が今も30数軒当時の姿で残っており、地形に沿うようにして建てられている。村人たちは近年、古い村から新しい村に引っ越したため、数百年にわたる貧困地区の山間部における農家の暮らしの様子が完全に留められている。そしてこうした景観は多くの映像作品を製作する撮影チームにとって、中華民国もしくは抗日戦争時代を背景とする作品のロケ地にピッタリな場所となっている。現地の貧困脱却新産業の一つとなったロケ地は、農家に収入増の機会をもたらしている。中国新聞網が伝えた。

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エキストラの一人である李さんは朝早くから撮影用の衣装に着替え、指示に従いカメラの前に立ち、午後6、7時まで忙しく働き続ける。出稼ぎ労働者の李さんの息子も帰宅すると、エキストラとして撮影に加わる。エキストラはいずれも現地の村の農閑期の村人で、うわさを聞き別の村から訪れる人もいる。

北山暈村は貧しい山間部の農民の生活環境と風景を留めており、中華民国もしくは抗日戦争時代を背景とする映像作品のロケ地になっている。

李さん夫婦は農業を営んでおり、子供たちは出稼ぎ労働者だ。村で撮影が始まると、李さんは農家から俳優に変身する。これまで多くの作品にエキストラとして出演しているという。報酬は1日100元(約1600円)で、時には一家総出で出演することもあるということで、数日で手にする収入は結構な額になるのだという。(提供/人民網日本語版・編集/YF)

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