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電気自動車市場、“準備不足”の韓国が中国の猛攻に危機感

配信日時:2019年5月9日(木) 8時10分
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2019年5月7日、韓国・朝鮮日報は「中国電気車が攻襲開始…『準備不足』の現代・起亜車に非常事態」と題する記事を掲載した。

今月2日にソウル・コエックスで開かれたエコカー展示会「EVのトレンドコリア」で、中国トップで昨年の世界の電気自動車販売でも4位となった北京自動車(BAIC)が現地で販売する主力電気自動車モデルを披露した。すべて独自の電気自動車技術で開発され、来年の韓国での発売を目標に準備が進められているという。

比亜迪(BYD)や北京車(BAIC)・上海自動車・吉利汽車・奇瑞汽車など中国の自動車メーカーは昨年、世界の電気自動車販売量の半数に相当する125万台以上の電気自動車を販売した。今年は160万台突破が見込まれるなど世界の電気車市場を中国メーカーが主導している。これまで中国は内燃機関車市場において韓国をはじめ欧州や日本、米国などに後れを取っていたが、深刻な大気汚染問題の影響で早めにエコカー開発に乗り出したため、電気自動車分野では高い品質競争力を確保したと評価されている。また、かつて韓国GM工場があった群山(グンサン)に委託生産基地を作る方向で、韓国内の電気車市場攻略も準備しているという。

一方、韓国の現代・起亜自動車はここ数年で電気自動車分野に多くの投資を行うも、価格や走行距離などの面から中国メーカーに押されている。自動車業界関係者からは「中国の電気自動車は低価格かつ長距離走行で、IT技術を基盤とした先端仕様を備えている。韓国自動車メーカーにとっては厳しい挑戦になるだろう」という声が上がっており、専門家らは「早急に電気自動車モデルのラインナップを拡大して製品の高級化を図り、ブランド競争で優位を確保すべき」と助言しているという。

これを受け、韓国のネット上では40代の男性ユーザーを中心にさまざまなコメントが寄せられている。「コスパのいい中国の電気自動車がたくさん入ってくれば価格が下がる!中国の電気車大歓迎!」「車は安ければいいということはないけど、それでも現代・起亜車は高過ぎる」「国産車であれ中国車であれ、低価格で性能が良ければ差別せずに買う」など中国メーカーに寛大な様子で、「これは現代・起亜車が招いた結果じゃない。国民が電気車を望んでも国が水素車に固執して商用化せずに土地の投資ばかりしてたせい」「アナログからデジタルに変わる時、アナログにこだわった企業は今どうなってると思う?今やパラダイムが電気車に変わってるっていうのに、まだ内燃機関の未練を捨てきれずに水素ハイブリッドを進める現代自動車。これを正すどころか莫大なお金を注ごうとする文政権。結局損するのは国民」と韓国内の問題への指摘も上がっている。

ただし、一部からは「電気車買ってもどこで充電するの?」「電気車は冬は放電するし、メイン部品の修理はバカ高い。買った瞬間から頭を悩ますだろう」「中国車の販売量の90%以上は中国国内であって、海外の販売量とは比較にならない」など反論する声も上がっている。(翻訳・編集/松村)
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