安倍首相が韓国を「無視」?韓国メディアがその意図を分析

Record China    2019年1月28日(月) 18時40分

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28日、韓国・聯合ニュースは安倍晋三首相の施政方針演説について「韓国を意図的に無視した」と指摘した。写真は安倍首相。

2019年1月28日、韓国・聯合ニュースは安倍晋三首相の施政方針演説について「韓国を意図的に無視した」と報じた。

安倍首相は同日、衆参両院の本会議で施政方針演説を行い、内政と外交についての基本方針を説明した。元徴用工問題やレーダー照射問題により日韓関係が急激に悪化している状況で行われたため、韓国ではその内容に注目が集まった。

記事は「韓国は対北朝鮮政策について説明する過程で少し登場しただけ」とし、「2017年までは毎年、韓国を『戦略的利益を共有する最も重要な隣国』としていた。昨年は慰安婦合意の影響でその表現が省かれたが、それでも『これまでの両国間の国際約束、相互信頼の下に新しい時代の協力関係を深化させる』と述べていた」と説明した。安倍首相は同日の演説で「北朝鮮との不幸な過去を清算し、国交正常化のために米国や韓国など国際社会と緊密に連携していく」と述べた。

記事は安倍首相の意図について「歴史問題と安保分野で対立が続く中、韓国に対する強硬な姿勢を維持するとの考えを示したものとみられる」と分析。また、「韓国に対し肯定も批判もしないことで、世論の悪化と対立の拡散を同時に避けた可能性もある」とし、「韓国に対する世論が厳しいため、韓国との友好を強調すれば政権の人気にマイナスになると考えた。それと同時に、米国が日韓の対立を望んでいない状況も考慮した」と説明している。

一方、中国や北朝鮮に関しては「韓国とは対照的に関係改善の意思を示し、ラブコールを送った」としている。

このニュースに、韓国のネットユーザーからは「無視しても何も解決しない。安倍首相は本当に幼稚」「卑怯だね。常に日本を警戒すべきだ」など批判的な声が上がっている。また、「挑発したらすぐ報復されるから、むやみに言及できないのだろう。今の韓国政府は過去の政府とは違う」「対北朝鮮外交においてパッシングされないようもがいているように見える」「韓国を遠ざける日本を北朝鮮が良く思うわけない。韓国を無視してもいいことはないよ」などと指摘する声も。

一方で「韓国の外交は大丈夫か?中国に無視され、米国と対立し、日本とは交戦直前」「文政権が親北政策を行ったせいで友邦の米国や日本が離れていく」と懸念を示す声も上がっている。(翻訳・編集/堂本

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