南方週末改ざん問題、編集長辞任で検閲撤廃か=双方が譲歩へ―中国

Record China    2013年1月9日(水) 23時29分

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8日、中国紙・南方週末の新年号が当局の指示で改ざんされた問題で、同紙の黄[火山](ホアン・ツァン)編集長の辞任と引き換えに、広東省共産党委員会宣伝部の事前検閲制度が撤廃される見通しとなった。写真は南方週末の紙面。

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2013年1月8日、世界日報(電子版)によると、改革的な論調で人気の高い中国紙・南方週末の新年号が当局の指示で改ざんされた問題で、同紙の黄[火山](ホアン・ツァン)編集長の辞任と引き換えに、広東省共産党委員会宣伝部の事前検閲制度が撤廃される見通しとなった。双方が譲歩する形で折り合いをつけ、今週号は通常通り発行される。

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それによると、南方週末の記者の1人は「編集側の希望は改ざんを指示したとされる同宣伝部長の更迭ではなく、記事の事前検閲制度の撤廃だ」と説明。双方が譲歩する見通しが立ったことで、ストライキ中の記者たちは業務再開の準備を始めているという。しかし、宣伝部の姿勢に変化がなかった場合は「相応の措置をとる」と主張。「我々の手の中で新聞は死なない」と話した。

広東省広州市の南方週末本社前では8日、前日に続き公安関係者が警備にあたった。本社前に集まった記者らを支援する人々と、逆に反対する人々が口論になる一幕もあった。(翻訳・編集/AA)

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