2019年の春運、本日スタート

人民網日本語版    2019年1月21日(月) 18時30分

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春節(旧正月、今年は2月5日)期間の帰省・Uターンラッシュに伴う特別輸送体制である「春運」が21日、その初日を迎えた。

春節(旧正月、今年は2月5日)期間の帰省・Uターンラッシュに伴う特別輸送体制である「春運」が21日、その初日を迎えた。今後40日間におよぶ春運期間中、全国の旅客輸送量は延べ29億9千万人に達する見通し。また、今回の春運では、新型車両や新路線が投入され、帰省客の移動体験がより快適でスピーディなものになると期待されている。中国新聞網が伝えた。

2019年1月21日午前0時29分、北京の春運第1号列車となった臨時列車K4051号が、北京駅をゆっくりと出発、北京エリアの春運鉄道輸送の幕が開いた(撮影・翟璐)。

〇旅客輸送量は延べ29億9千万人 鉄道・航空輸送のニーズが急増する見通し

国家発展改革委員会(国家発改委)の統計データによると、2019年春運期間中の全国旅客輸送量は、前年同期比0.6%増の延べ29億9千万人に達する見通し。

このうち、道路輸送量は同0.8%減の延べ24億6千万人、鉄道輸送量は同8.3%増の延べ4億1300万人、民間航空輸送量は同12%増の延べ7300万人、水上輸送量はほぼ横ばいの延べ4300万人になるとみられている。

全体的に見て、旅客輸送総量の増加スピードはダウンしているが、構造的な変化が生じており、鉄道・民間航空輸送ニーズは引き続き急成長が続いている。祝日前にはまず冬休みに入った多くの学生が移動し、農村から都市部にやってきた出稼ぎ労働者たちがこれに加わり、旅客輸送量のピークが早めに到来し、かつピーク期間が長くなるとみられている。一方で、祝日後の旅客輸送量は比較的緩やかな動きとなる見込み。

上海駅に到着した「復興号」の新型車両「緑巨人」の調整作業が始まり、春運期間中にその運行がスタート(撮影・張亨偉)。

〇新型車両の登場で乗客体験がグレードアップ

2019年春運期間中、鉄道部門は運行ダイヤのさらなる合理化を行い、臨時列車の増発を実施、乗客のニーズに対応する。このうち「復興号」の運行本数は、291.5往復から400往復に増え、北京~哈爾浜(ハルビン)、北京~広州、上海~昆明、重慶~貴州を結ぶ高速鉄道では、夜行列車が増発されるほか、時速350キロメートルの新規購入された高速車両180往復が導入される。また、浙江省杭州~安徽省黄山、湖南省懐化~衡陽など複数の新路線が開通する。

このほか、今月5日に全国鉄道ダイヤ改正が行われた後、新型「復興号」列車が続々と登場した。

5日、京滬(北京~上海)高速鉄道で、17両編成の超ロング版「復興号」の運行がスタートした。乗客定員1283人と、16両編成列車より90人(7.5%)定員が増えた。

また、「緑巨人」という愛称を持つ時速160キロメートルの「復興号」も新たに登場する。

〇「春運」の試練に初めて臨む新路線

複数の新路線は、初めての「春運」を迎えることになる。2018年7月に開通した江湛(広東省江門~湛江)鉄道と昆楚大(昆明~楚雄~大理)鉄道、2018年9月に開通した広深港(広東―深セン―香港)高速鉄道、哈佳(黒竜江省哈爾浜<ハルビン>-佳木斯<ジャムス>)鉄道の各線は、「春運」の試練に初めて臨むことになる。

また、昨年末に開通した杭晶(杭州~南昌)高速鉄道杭州~黄山区間、北京~哈爾浜(ハルビン)高速鉄道承徳~瀋陽区間、済南~青島高速鉄道など10本の新路線も、初めて春運に臨むことになっている。(編集KM)

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