パンダのウンチから「おみやげ品」を―成都パンダ繁殖研究基地

Record China    2007年3月27日(火) 16時2分

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成都のパンダ繁殖研究基地では、パンダの糞をおみやげ品にするプロジェクトが進行中だ。ゴミを減らし、環境に優しく、さらに利益をもたらしてくれるというウルトラCだ。

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2007年03月26日、成都日報によると、成都のパンダ繁殖研究基地では、パンダの糞をリサイクルしておみやげ品にするプロジェクトが進行中だ。パンダの主食はご存知のとおり竹。栄養分を取りにくいため大量に食べ、大人のパンダなら一日に20kgもの糞を出す。この基地には数十頭が暮らし、糞の処理量は年間200tにも上る。

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ところがこの糞をリサイクルしておみやげに変え、お金まで稼ぐというウルトラCを編み出した動物園があった。タイのチェンマイ動物園だ。タイには古来、木を使って紙を漉く製紙法がある。これを応用し、2頭のパンダから集めた糞を処理して竹パルプにし、紙を作り出すことに成功。ノートや扇子、しおりなどを製品化して販売、年間6万元(約90万円)を稼ぎ出す。 

糞は煮沸消毒の後パルプにし、漂白・乾燥など一連の工程を経て紙になる。途中、添加剤などを入れるとさまざまな風合いや色の紙に仕上がる。中にはほんのりと竹の香りが残るものもあるとか。同基地では、食べ残した竹なども含め、ゴミを減らし、環境に優しく、さらに利益をもたらしてくれるこのプロジェクトを発展させ、次なる製品も模索するそうだ。

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