日本酒をもっと知り、もっと楽しむ 2018 SAKE-China

人民網日本語版    2019年1月18日(金) 12時40分

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中日の食品関連団体が主催する「一般の中国人が日本酒の評価を行う」中国で最初で最大級のコンテスト。

中日の食品関連団体が主催する「一般の中国人が日本酒の評価を行う」中国で最初で最大級のコンテスト。その「2018 SAKE-China」にエントリーした日本酒137種類全てを味わうことができる「2018 SAKE-China Experience Night」が17日夜、北京で開かれた。人民網が伝えた。

イベントはSAKE-China実行委員会の君島英樹委員長が今回のコンテストについて紹介した後、佐藤満里鈴さん(ミス日本酒新潟準グランプリ)の開会の言葉で幕を開けた。会場にはゴールデンドラゴン賞に選ばれた清酒「極上の甘口」から各部門のプラチナ賞、そして各部門ごとに味もボトルもラベルもバラエティに富んだ日本酒が並べられ、参加者たちは自分好みの日本酒を探すべく、次々と味わっていた。

ひと口に日本酒と言ってもその種類も味わいも実に様々。イベントではバーテンダーの追立隆夫さんによる日本酒をベースにしたカクテルの紹介と実演のほか、Alan Wong審査副委員長が温度や器によって異なる日本酒の味わい方を紹介。参加者たち数人がステージに上がり、実際にカクテルや温度、器の異なる日本酒を味わい、それぞれの感想を述べた。

記者は幸運にも瀬戸物の猪口とワイングラス、錫製の猪口という3種類の異なる酒器で同じ日本酒を味わうチャンスに恵まれたが、その味わいの違いには正直驚かされた。瀬戸物の猪口で飲む日本酒は日本酒特有の酒の香りも味もぐっと押し寄せてくる一方で、ワイングラスで飲む日本酒は香りは豊かでありながら、味わいは白ワインのようにすっきりと軽く変化。そして最後に味わった錫製の猪口は押し寄せるような香りが感じられないのに、口に含んだ瞬間、丸みを帯びた酒の旨みが口いっぱいに広がった。とても同じ日本酒とは思えないほどの違いに、Alan 審査副委員長は、「器を変えるだけで同じ日本酒を3種類の異なる味で楽しめる」とした。

SAKE-Chinaはコンテストや今回のようなイベントを通じて、中国人が好む日本酒の傾向を明らかにしていくことで、日本の酒造メーカーに今後の酒造りに活用してもらい、中国における日本酒の消費拡大を目指しているという。(文・玄番登史江)

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