香港の無印良品の食品に「おそらく発がん性がある物質」、中国当局が調査に乗り出す―中国

Record China    2019年1月18日(金) 15時0分

拡大

18日、毎日経済新聞は、香港の無印良品の食品問題で、中国の食品管理当局が調査に乗り出したと伝えた。

2019年1月18日、毎日経済新聞は、香港の無印良品の食品問題で、中国の食品管理当局が調査に乗り出したと伝えた。

記事は、香港消費者委員会が発表したビスケット商品に関する検査報告書で、無印良品の商品から「おそらく発がん性がある物質」であるグリシドールやアクリルアミドが検出された問題が尾を引いていると紹介。中国での販売状況について伝えた。

記事によると、上海市徐一家にある無印良品の店員は毎日経済新聞の記者に対し、「当該商品はすべて撤去された。今朝、関係する食品管理監督部門が店に来て調査を行った」と明かした。上海市徐匯区市場監督管理所の関係者も、「確かにわれわれはすでに調査を始めている。しかし、まだ調査中であり、結果についてはまだ明らかにできない」と語ったという。

また、記者が同日、無印良品の公式販売店で問題となっている「オーツクランチサブレ」を探したが、見つからなかったという。上海市の美羅城や光啓城などにある多くの無印良品の店員も「今は当該商品を販売していない」と回答したとのこと。

17日午後には、無印良品(上海)商業有限公司から記者に回答があり、「上述の検査報告で指摘されたおそらく発がん性がある物質は、食品添加物ではない。違法に添加した事実や多量という問題は存在しておらず、当該物質の制限量についても国際的な基準がない」と説明したという。なお、オーツクランチサブレは、輸入時の貨物検査では合格しているそうだ。

香港消費者委員会が発表した検査報告によると、安全検査にはサンプルにグリシドールやアクリルアミド、及び3―MCPDが含まれていないかの検査を含んでおり、「このうち、グリシドールとアクリルアミドがおそらく発がん性がある物質だ」と記事は紹介。40のサンプルからグリシドールが検出され、含有量は1キロ当たり3.4マイクログラムから1900マイクログラムだったことや、42のサンプルからアクリルアミドが検出され、含有量は1キロ当たり32マイクログラムから340マイクログラムだったことを伝えた。(翻訳・編集/山中)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携