駐中国外国人記者のビザ認可が遅延、温家宝首相の蓄財暴露記事が影響か?―仏メディア

Record China    2012年12月30日(日) 14時13分

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29日、ニューヨーク・タイムズ紙が温家宝(ウェン・ジアバオ)首相一族の蓄財について報道後、同紙の英語版サイトと中国語版サイトが閲覧できなくなり、さらに同紙の記者2名の駐中国記者ビザ申請に対して許可が遅延していることが分かった。写真は北京で取材活動を行う外国人記者。

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2012年12月29日、ラジオ・フランス・アンテルナショナルによると、ニューヨーク・タイムズ紙が温家宝(ウェン・ジアバオ)首相一族の蓄財について報道後、同紙の英語版サイトと中国語版サイトが閲覧できなくなり、さらに同紙の記者2名の駐中国記者ビザ申請に対して許可が遅延していることが分かった。

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ビザの許可が遅延している記者は、フィリップ・パン氏とクリス・バックリー氏。パン氏はワシントン・ポスト紙の北京支局長を経て、香港でニューヨーク・タイムズ紙の国際ニュース版主任補佐を務めていたが、今回同紙の北京支局長に就任するため、新たに北京駐在のビザ申請を行っていた。バックリー氏はロイター通信のベテラン政治記者として、12年の人民代表大会閉幕の記者会見で最後に質問した人物で、これにより一連の薄熙来(ポー・シーライ)事件の幕が上がった。バックリー氏はロイター通信を退職し、ビザも有効期限が切れていたため、ビザの延長と変更を申請していた。

両名のビザ申請の時期や手順は異なるものの、どちらも申請から2カ月以上遅延しており、原因は不明。ビザ手続きに詳しい外国人記者によると、外国人記者がビザを取れない事例は多く、一般的には政府に不快感を与える報道を行った場合が多いという。(翻訳・編集/中原)

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