香港の無印良品のビスケットから「おそらく発がん性がある物質」、店舗に直撃

The World Video    2019年1月17日(木) 11時40分

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17日、香港消費者委員会が発表したビスケット商品に関する検査報告書で、無印良品の商品から「おそらく発がん性がある物質」が検出され注目を集めている。

2019年1月17日、香港消費者委員会が発表したビスケット商品に関する検査報告書で、無印良品の商品から「おそらく発がん性がある物質」が検出され注目を集めている。中国新聞網や新華社通信など、多くの中国メディアが報じた。

同会は2018年8月~10月の期間で香港の各地で58商品のビスケットを購入し検査を行った。15日にその結果を公表し、51商品から国際がん研究機関(IARC)が「ヒトにおそらく発がん性がある物質」に分類しているグリシドールやアクリルアミドのほか、大量摂取で腎臓に悪影響を与える可能性がある3-MCPDが検出されたことが分かった。現地の無印良品の商品で、原産国がマレーシアと記載された「オーツクランチサブレ」からはグリシドールとアクリルアミドが検出されたという。

取材に対し無印良品(上海)商業有限公司のカスタマーセンター担当者は15日、香港の無印良品と本土の無印良品の店舗で販売している商品には違いがあり、香港消費者委員会の報告書に関して関連の通知は届いていないと説明。同担当者は指摘された商品が中国本土で販売されているかどうかについて確認するとしたが、15日時点では中国本土の店舗で販売中と回答する店が複数存在したという。

映像は香港や広東省の深セン市、広州市の店舗に直撃している内容で、いずれも当該商品の販売はされていなかった。深セン市の海岸城店の従業員は、「通知があり商品を撤去した」と語っている。

グリシドールやアクリルアミドが検出されたことについては「微量」との報道もあり、香港の現地住民からは「大量に摂取しなければ問題ないと伝えられているため特に心配はしていない」「多くの場合、大量に摂取することで異常が現れる。発がん性物質に対しては平常心で接するべき」との声も聞かれている。(翻訳・編集/内山

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