日本の成人式で着物のレンタルサービス活況

人民網日本語版    2019年1月16日(水) 15時50分

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成人の日を迎えた14日、日本各地では若者のために盛大な成人式が開かれ、式に出席する成人を迎えた女性たちは華やかな振袖に身を包む。日本のこのような伝統衣装はいったいどれぐらいの手間がかかって作られているのか、このほど東京のある呉服店を取材した。

成人の日を迎えた14日、日本各地では若者のために盛大な成人式が開かれ、式に出席する成人を迎えた女性たちは華やかな振袖に身を包む。日本のこのような伝統衣装はいったいどれぐらいの手間がかかって作られているのか、このほど東京のある呉服店を取材した。

この呉服店は東京の浅草付近にあり、店内には着物数百着が並べられている。来店した客は通常、どのような場に着ていくのか、また着る人のステータスに合わせて着物を選択することになる。なかでも、未婚の女性が成人式に着る着物は「振袖」と呼ばれるタイプの着物。このような伝統的な着物は一般的に高級なシルク生地を使用しており、着付けの手順も非常に複雑で、プロの着付師による協力が必要となる。肌襦袢を着て、腰ひもで固定し、最後に髪飾りを付けるまで、その着付けには少なくとも2時間以上を必要とする。

伝統的な着物は一般に職人の手作業で縫製され、その価格は約数十万円から数百万円となっており、一般家庭では着る必要があるとき、レンタルを選ぶのが一般的だという。価格も高く、着付けの手順が複雑で、手入れが難しいことから、日本の若者の間では着物を敬遠する傾向がますます高まっており、関連する業界の経営も困難に陥っている。

2017年の日本の着物業界の市場規模はすでに2710億円にまで縮小しており、ピーク時の1970年代と比べると2割にも満たない。

日本のある呉服店の責任者である古宮千暖さんは、「我々は高価な伝統的な着物よりも、安価で普段から着れるようなファッション着物に力を入れており、すべてレンタルという形で経営している」と話す。

日本の観光庁の統計によると、現在半数以上の外国人観光客が日本旅行の際に着物の着付け体験をしたいと望んでいる。観光客の増加により、日本の着物業界は積極的に海外顧客のニーズに応え、様々なレンタルサービスを提供している。現在着物レンタル市場規模はすでに着物市場全体の約半分を占めており、業界全体の支柱となっている。(編集TK)

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