中国人に人気の海外旅行先ランキングで2位だったオーストラリアが、日本、韓国、タイに次ぐ4位に後退したことがスイスの銀行UBSの調査で明らかになった。中国新聞網が15日付で報じた。

記事によると、UBSは昨年10月、中国人1595人を対象に調査を実施。都市別ランキングでもそれまで東京に次ぐ2位につけていた豪シドニーが、ソウル（韓国）、プーケット（タイ）に抜かれて4位になるという結果が出た。東京は依然、1位だった。

シドニー国際空港では過去3年で外国人利用者が7％増えているが、あるアナリストからは中国でのオーストラリア人気、シドニー人気が下がったことで空港業務への影響を懸念する声が出ているという。UBSのデータによると、昨年1―11月に同空港を利用した中国人観光客は4．6％増え、外国人利用者全体の約9％を占めたが、その伸び率は過去2年間の18％を大きく下回っている。（提供/Bridge・編集/Asada）