中国経済の衰退はうそかまことか、あるデータに見る「真相」―米華字メディア

Record China    2019年1月16日(水) 8時20分

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14日、米華字メディア多維新聞は、中国経済の成長に鈍化の傾向がみられる一方で、エネルギーの輸入データを見れば中国経済の好調ぶりがうかがえると報じた。資料写真。

2019年1月14日、米華字メディア多維新聞は、中国経済の成長に鈍化の傾向がみられる一方で、エネルギーの輸入データを見れば中国経済の好調ぶりがうかがえると報じた。

記事は、国務院新聞弁公室が14日発表した中国の貿易データで、昨年の原油輸入が4億6200万トンで前年比10.1%増、天然ガス輸入が9039万トンで同31.9%増加したことが明らかになったと紹介。「このデータにより、現在の中国経済成長鈍化への懸念は、悲観的過ぎる可能性があることが説明された」と伝えている。

そして「石油化学工業、交通、暖房、日用品など市民の生活の各分野に広く関係する石油・天然ガス製品の輸入が昨年大幅に増加したことは、中国経済が依然として高い成長速度を保っていることの表れだ」と説明。石油や天然ガスの価格が大幅に上昇するなかでも中国の輸入が増えていることは、中国の経済成長がエネルギーに対して強い需要を持っていることを示すものであるとした。

また、国家エネルギー局が発表した最新データとして、昨年1~11月における中国での電力使用量が6兆2200億キロワット時と前年同期比8.47%増で、増加幅は2ポイントの上昇になったことを紹介。電力需要も旺盛であることを伝えた。

記事はそのうえで「2018年、中国の経済成長に鈍化が生じた。しかし同時に、大量の新興産業の成長、社会全体の消費レベル、環境保護要求の高まりが、中国経済の急発展を支えているのだ」と評している。(翻訳・編集/川尻

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