北京のIT企業による「AI自動運転パーク」が日本に建設―中国メディア

人民網日本語版    2019年1月17日(木) 5時20分

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北京市商湯科技開発有限公司(商湯科技・センスタイム)はこのほど、茨城県常総市で建設を進めていた自動運転自動車用試験施設が完成し、「AI自動運転パーク」と名付けたことを明らかにした。

北京市商湯科技開発有限公司(商湯科技・センスタイム)はこのほど、茨城県常総市で建設を進めていた自動運転自動車用試験施設が完成し、「AI自動運転パーク」と名付けたことを明らかにした。同パークは今後、同社が開発するスマート運転技術の日本における開発基地となるのと同時に自動運転車の走行試験場として利用される。中国網が伝えた。

同施設は、自動運転自動車の走行試験や研究に用いられるほか、一般にも開放され、人々は最先端の自動運転技術を直接体験することができる。

常総市の神達岳志市長は、昨年12月26日、センスタイムが建設している「AI自動運転パーク」を視察に訪れ、「世界トップクラスのICT技術を備えたセンスタイムが、自動運転技術の研究開発基地としてこの場所を選んでくれたことに深く感謝する。自動運転は、今後の交通システムに巨大な変革をもたらすと同時に、地域間の交通問題を解決する上で大いに役立つと確信している。センスタイムの努力によって、自動運転車が常総市の街を走る日が一日でも早く来ることを待望しており、常総市はその実現のために、可能な限り協力したい」とコメントした。

センスタイム副総裁兼車載事業総経理兼センスタイムジャパン代表取締役の労氏は、「同社は、この試験施設を有効に活用し、スマート自動車の開発に全力で取り組んでいく。同時に、常総市との協力を強化してより多くの雇用チャンスを創出し、社会の変革に関わる技術革新に取り組み、スマート都市という新たな側面をこの伝統都市にもたらしたい」とした。

2017年、センスタイムとホンダ自動車は戦略提携を結び、L4級の自動運転技術の開発を共同で進めてきた。それから1年あまり、センスタイムの自動運転技術を搭載した試験車両による走行テストが、日本や中国・上海など複数の場所ですでに実施され、段階的な成果を得ている。センスタイムはホンダと協力し、一般道路を走る自動運転車を2025年までに量産する計画。(提供/人民網日本語版・編集/KM)

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