中国での朝鮮の抗日英雄の展示をめぐり、韓国から反発の声―米華字メディア

Record China    2019年1月15日(火) 7時10分

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13日、米華字メディア多維新聞は、中国の歴史博物館が20世紀初めの朝鮮独立運動家・尹奉吉を「刺客」と紹介したことで波紋が広がっているとする韓国メディアの報道を伝えた。写真は中国・上海に残る史跡「大韓民国臨時政府」尹奉吉義士像。

2019年1月13日、米華字メディア多維新聞は、中国の歴史博物館が20世紀初めの朝鮮独立運動家・尹奉吉(ユン・ボンギル)を「刺客」と紹介したことで波紋が広がっているとする韓国メディアの報道を伝えた。

記事は、韓国紙・朝鮮日報の14日付報道を引用。中国の上海市歴史博物館がこのほど実施した展示会における抗日運動の外国人を紹介するコーナーで、1932年に上海天長節爆弾事件を起こした尹奉吉について「『刺客』尹奉吉は元昌里13号から出発して虹口公園にやってきたが、残念ながら成功せず、その場で捕らえられてしまった」と紹介されていたとした。

そして「これまで尹奉吉について中国では『愛国者』『烈士』などと称されてきたが、『刺客』と称されるのはまれである」と説明。また、尹奉吉が投じた爆弾により上海派遣軍司令官だった白川義則陸軍大将が死亡するなど多くの死傷者を出したことから、「この点からみて、行動が成功しなかったと紹介するのは事実にそぐわない」と指摘している。

記事はさらに、展示で掲載された尹奉吉の写真が「尹逢吉」と誤って紹介されていたとし、多くの韓国人の不満を呼び起こしたとも伝えた。(翻訳・編集/川尻

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