<レコチャ広場>なぜ中国は日本サッカーの成功をパクれないのか―中国

Record China    2012年12月29日(土) 10時30分

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25日、サッカー解説者・周文渊氏はブログエントリー「学べない日本サッカー」を発表した。中国サッカーはなぜ日本を真似られないのか、その理由を説いている。写真は12月9日、安徽省で行われた中国U−22代表の合宿。

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2012年12月25日、サッカー解説者・周文渊(ジョウ・ウェンユエン)氏はブログエントリー「学べない日本サッカー」を発表した。

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スポーツ紙・体壇週報の記者・傅亜雨(フー・ヤーユー)氏が新刊「日本サッカーの明治維新」を出版したが、私たちベテランですら知らなかったことも多く書かれている。例えば2011年のJリーグ王者・柏レイソルは新興勢力と言われてきたが、本書を紐解けば1965年のJSL創設時のオリジナルメンバー、日立製作所が前身だということがわかる。

日本サッカーの歴史を伝える同書からはなぜ中国が日本サッカーを学ぶことができないのか、その理由が分かるだろう。日本サッカーの成功の原動力となった指導者に政府関係者はいない。

むしろ日本サッカーの歴史にあるのはその逆だ。Jリーグ創設に力を尽くした川淵三郎氏はかつて日本代表選手、日本代表監督だったが、その後サッカーを離れ、企業幹部として働いていた。だが、日本サッカー協会の招聘に答え再びサッカーに身を投じている。定年まで会社で働いていればそれなりの待遇、年金を得ただろう。そのすべてを投げうったのだ。

中国は違う。かつて選手、監督として成功した者は、政府官僚となり、システムに飲み込まれていく。そこから逸脱することは許されない。日本サッカーの成功は中国でも大々的に報じられた。だが中国が日本を模倣しようとしても、その根本を真似ることはできないのだ。その象徴がなでしこジャパンだろう。数世代にわたる苦闘の末、日本が世界一の地位をつかんだ時、中国はなお混沌の中に沈んでいる。(翻訳・編集/KT)

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