中国国産空母の航行試験が最終段階に―中国メディア

Record China    2019年1月13日(日) 18時50分

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12日、人民網は、中国初の国産空母が4回目の航行試験を終えたと伝えた。写真は大連造船所。

2019年1月12日、人民網は、中国初の国産空母が1月8日に大連に帰港し、4回目の航行試験を終えたと伝えた。

記事は、「空母が帰港した際、甲板にあったJ15戦闘機とZ18艦載ヘリコプターの実物大の模型が、甲板後部と艦橋付近に停めてあった。出港前の写真と比べると、2機の模型機の位置が変化していることが分かる。このことから、甲板の艦載機の係留テストを行っていた可能性がある」と伝えた。

軍事専門家の曹衛東(ツァオ・ウェイドン)氏は、人民網のインタビューに応じ、「飛行機の模型は艦上での調整や昇降機などの設備が正常に動作するか等の検査、空母が何機の艦載機を搭載できるかを調べるためだ」と述べた。

別の軍事専門家である李傑(リー・ジエ)氏は、「今回の航行試験は試験の後期と言え、国産空母はすでに4回の航行試験を行って多くの問題を発見し解決した。艦載機を搭載した時の接触、係留などの基本的な動作試験をしたということは、研究開発が最終段階に入ったことを意味しており、海軍へ正式に引き渡す日も遠くはないだろう」との見方を示した。

記事によると、今回の4回目の航行試験は、18年12月27日から始まり、12日間にわたって行われた。国産空母としては初となる黄海と渤海の二大海域で航行試験を行ったという。記事は、「渤海は陸地から近くて水深は浅く、比較的静かな海だ。黄海は水位が深く、波や海流、海底の状況が渤海よりも複雑だ」と紹介。李氏は「子どもが歩くように、最初は家の近くで歩くことを学び、今は少し遠くへ行けるようになった。これは、国産空母が新たな航海水域へ向かう里程標となった」と説明した。(翻訳・編集/山中)

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