3日で2回も!台湾当局が中国漁船を拿捕―中国メディア

Record China    2019年1月14日(月) 5時40分

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12日、環球網は、台湾当局が中国漁船を拿捕したと伝えた。資料写真。

2019年1月12日、環球網は、台湾当局が中国漁船を拿捕(だほ)したと伝えた。

記事は、台湾メディア・聯合報の報道を引用。「台湾の海巡署は、中国漁船が越境して作業することなどを防ぐため、11日にPP10038艇を澎湖七美に配備し、台南の艦艇と共に『威力掃討』勤務を行った。PP10038艇は12日午前、澎湖七美の西南20カイリの海域で、中国漁船・永興8号を発見した」と伝えた。

海巡署によると、この中国漁船は越境して航行しており、何度も警告を発したが漁船は無視し続けたため、海巡署の職員が澎湖七美西南23カイリの海域で、強制立ち入り検査を実施した。船上には6人の船員がいて、豚肉10キロを発見したが、船長は自分たちで食べるためのものだと説明したという。また、この中国漁船は拿捕され、調査終了後「両岸人民関係条例」に違反したとして処罰されるという。

記事は、「これで19年になってから2度目の中国漁船拿捕だ」と指摘。10日午前にも、中国漁船・湘漢寿輔0510号が澎湖猫嶼の海域で、台湾当局の澎湖海巡隊によって拿捕された。その時も台湾当局のいわゆる『威力掃討』時に発生した」と伝えた。

これより前の報道によると、今年初めに台湾の海巡署艦隊分署は、3日から2000トン級の台南艦を澎湖に配置し、澎湖海巡隊と協力して、「越境」してくる中国漁船を「掃討」する任務を行うと述べていた。このほか、さらに別の大型巡防艦を澎湖海域に配置する計画もあり、中国漁船が越境して作業などをすることを防ぐことにしているという。

記事は、「越境は、台湾当局が中国漁船を取り締まる際によく使う口実だ。台湾当局が頻繁に中国漁船を検査・拿捕し、さらには漁民を傷つける行為をしていることについて、国務院台湾事務弁公室は台湾当局に対し、『中国側は台湾の漁民に対して同胞として親切に接しており、台湾漁船のために風よけや補給、修理、救助などの援助を行っている。台湾は人の身になって考え、暴力的で危険な方法で中国の漁民に対応するのをやめ、漁民の生命と財産の安全を保障すべきだ』と呼びかけた」と伝えた。(翻訳・編集/山中)

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