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中国若者が自主制作した「ウルトラマンティガ」 中日で話題に

人民網日本語版    2019年1月14日(月) 14時0分

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最近、中国の若者が制作した「ウルトラマンティガ」の動画が中国と日本のSNSで話題になっている。両国のネットユーザーから「神業」といった賞賛の声が多く寄せられ、日本の有名な映画監督も評価しているという。

最近、中国の若者が制作した「ウルトラマンティガ」の動画が中国と日本のSNSで話題になっている。両国のネットユーザーから「神業」といった賞賛の声が多く寄せられ、日本の有名な映画監督も評価しているという。「北京青年報」が伝えた。

動画の制作者は取材に答える中で、「動画の撮影に約1カ月かかった。大道具、小道具はほぼ全部を5人の『95後』(1995年から1999年生まれ)で作成した。建物は撮影時、効果を上げるために壊されてしまい、その時は胸が痛んだ」と話した。

動画のスクリーンショット

▽手作りの道具で「怪獣と戦うティガ」の世界を再現

「特撮映画」は特殊撮影を行う映画のことで、実物と同じ比率で作った模型を使用し、光学撮影や爆破シーンなどの特殊撮影を組み合わせて制作する映像作品を指す、中国のネットユーザーによく知られた「ウルトラマン」や「ゴジラ」などの日本の作品はすべて「特撮映画」だ。

今回の動画では、少年がダンボールで作った「鎧」を着、「お面」をかぶって怪獣に扮し、段ボールでできた中国の農村風の建物の中を暴れ回る。

怪獣を倒すため、戦闘員に扮した少年たちが宇宙船で出撃するが、怪獣に反撃されて、何人かは意識を失ってしまう。やがて意識を取り戻した1人が、お面をかぶったウルトラマンティガに変身。他の戦闘員も意識を取り戻し、レンコンで作ったロケットランチャーでティガを援護し、最後にはみんなで力を合わせて怪獣を撃退する。

動画に出てくる道具は精巧とはいえないが、非常に細心に作られていることがわかり、中国のネットユーザーから、「学校の建物が自分の通っていた高校にそっくり」などといった声が数多く上がっている。動画で怪獣と戦う戦闘員の衣装は、ネットユーザーが子どもの頃に見た「ウルトラマン」に出てきた戦闘員の着ていたものとそっくりだ。

動画での演技がネットユーザーに高く評価された

▽「ラブレター」の監督も評価

日本のネットユーザーがこの動画を日本のSNSに転送し、「中国の特撮ファンによる手作り感あふれるウルトラマンティガ……ばかばかしいけどすごい特撮愛を感じるし、これ作るの絶対超楽しい笑」とツイートした。

このツイートに日本のネットユーザーからたくさんの「いいね」が寄せられた。「涙が出た。感動しました」とのコメントもあった。

日本の特撮映画に詳しいとみられるユーザーは、「庵野秀明(日本のアニメーター、映画監督)らが学生時代に撮った『帰ってきたウルトラマン』を彷彿としますね」と述べた。また多くのユーザーが日本の特撮映画と比較して、この動画が特殊効果を使用していないことを指摘し、「光線技はシネカリ(シネカリグラフィ。編集者注)でくるかと思いきや、まさかの……だがそこがいい」というコメントもあった。

この動画は日本の映画人にも注目されており、名作「ラブレターの」岩井俊二監督も高く評価しているという。

動画を作成した蒋歓さんは取材に答えて、「この動画は5人の95後が広東で撮影したもので、大体1カ月かかった。大道具、小道具はほぼ全部を自分たちのチームで作成した。動画が日本のネットユーザーや有名な監督に評価されて、非常に感激している」と話した。

また蒋さんは、「小さい頃、ウルトラマンを見るのが好きだった。動画が日本の有名監督をはじめ、中日両国の大勢のネットユーザーに評価されて、本当に感激している」と述べた。(編集KS)

人民網日本語版」2019年1月12日

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