日本人記者が中国でキャッシュレス生活を実体験

人民網日本語版    2019年1月12日(土) 0時0分

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現金を持たないことは、今や多くの中国人にとっていたって日常的なことになっている。このほど、日本のテレビ朝日の記者が北京で現金を持たずにスマートフォンのみで過ごすことを体験し、その様子が日本で放送された。

現金を持たないことは、今や多くの中国人にとっていたって日常的なことになっている。このほど、日本のテレビ朝日の記者が北京で現金を持たずにスマートフォンのみで過ごすことを体験し、その様子が日本で放送された。

北京駐在中のテレビ朝日の前田輔記者の体験はシェア自転車から始まった。スマートフォンでQRコードをスキャンするだけで簡単に利用でき、払った料金はわずか1元(約16.1円)。前田記者はその安さに感嘆の声をあげていた。

続いてはレストラン。店内の客たちはメニューで注文するのではなく、スマホ画面をのぞき込んでいる。実はこの店には紙製のメニューはなく、客たちはスマホで料理を選んで決済する仕組みとなっている。客からの注文が完了すると、直ちにキッチンのスクリーンに表示される。頼んだ料理は、注文からわずか5分で出来上がった。

レストランの利用客は、「スマホによる注文は便利で簡単。並ぶ必要もないし、ただ席で待てばいいから」と話す。

また、レストランのオーナー・劉正さんは、「スマホの活用でコスト削減や経営効率が向上した上、営業中に現金を管理するリスクもなくなった」と語る。

さらに前田記者が驚かせたのは、客のリピート率の向上や食材の管理を迅速に把握できるように、この店では客の注文や来店履歴のデータをスマート管理している点だ。

食事を終えた前田記者は、取材先に向かうため、中国の配車アプリを開いた。事前に予約していなかったが、配車した車は数分ほどで到着した。目的地に到着後は、スマホで料金が自動決済された。

その後、前田記者は、多くの人々でにぎわう市場に到着。鮮魚店にも青果店にも、店頭では目立つ位置にすべてQRコードが張られており、携帯電話を使用したキャッシュレス決済が可能。ブースのオーナーも、スマホ1台があれば、キャッシュレス決済に関わるサービスを開設できるので、小さなブースであってもこの決済サービスを簡単に導入できる。

近年、中国は経済のスピーディな成長に伴い、モバイル決済サービスが中国各地の隅々にまで深く浸透している。モバイル決済の利便性は多くの外国人観光客からも絶賛されており、「中国人はすごい!中国で観光する場合、スマホ1台で全土を走破できる」というコメントが寄せられている。(編集TK)

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