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25日、中国科学院国家天文台副研究員の張天萌氏、BATC課題グループ首席研究員の周旭氏、清華大学の博士生・陳俊丞氏、王暁峰教授らはこれまでに3つの超新星を発見した。写真は河北省承徳市にある天文台の興隆観測基地。
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2012年12月25日、中国科学院国家天文台副研究員の張天萌(ジャン・ティエンモン)氏、BATC課題グループ首席研究員の周旭(ジョウ・シュー)氏、清華大学の博士生・陳俊丞(チェン・ジュンチョン)氏、王暁峰(ワン・シャオフォン)教授らはこのほど始動した超新星広域探査プロジェクトにおいて、これまでに3つの超新星を発見した。中国科学報が伝えた。
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張氏によると、清華大学、中国科学院国家天文台・興隆観測基地、BATC課題グループは共同で2012年度国家自然科学基金委員会―中国科学院天文聨合基金重点プロジェクト「国内観測設備をベースとする超新星広域探査および関連問題研究」の申請に成功した。同プロジェクトは、興隆観測基地の60/90センチシュミット望遠鏡を利用して超新星の広域探査を実施するというもので、3〜4年をかけ、爆発の初期段階にある超新星を一定数発見することが期待されている。
同プロジェクトは今年10月に始動され、これまでに超新星3つと新星1つが発見されている。初めに発見されたのは超新星2012hgで、その後11月30日夜には新星1つが発見された。12月7日夜には2つの超新星候補が発見され、麗江・高美古天文台の2.4m望遠鏡を駆使してスペクトル観測を行った結果、1つは2012hmと命名された。もう1つの超新星候補は赤方偏移が0.08に達しており、2012hqと名づけられた。これら2つの超新星はいずれもIa型超新星で、光度が極大に達する前に発見された。
同プロジェクトの実施期間は2012年から2015年。張氏は「毎年30〜50個の超新星を発見できると予想している。発見後は引き続き追跡観測を続けていく」と語る。(提供/人民網日本語版・翻訳/SN・編集/内山)
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