金正恩氏、中国から「4つの支持」取り付ける―米華字メディア

Record China    2019年1月10日(木) 12時20分

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9日、米華字メディア・多維新聞は、中国の習近平国家主席と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長との会談で、北朝鮮が中国から4つの「支持」を取り付けたと報じた。資料写真。

2019年1月9日、米華字メディア・多維新聞は、中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席と北朝鮮金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長との会談で、北朝鮮が中国から4つの「支持」を取り付けたと報じた。

両者の会談は9日に行われた。中国国営の新華社によると、習主席は会談の中で北朝鮮による朝鮮半島の安定、非核化実現推進に向けた努力を評価すると述べた。そして、中国として「北朝鮮による半島の非核化方針の継続を支持する」「南北による関係改善の継続を支持する」「米朝首脳会談の開催を支持する」「各関係国が対話を通じて各種問題を解決することを支持する」という4つの支持を示した。

一方、金氏は「2018年は朝鮮半島情勢の緩和が見られ、その中で中国が重要な役割を果たしたことに称賛と感謝を示したい。わが国は引き続き非核化の立場を取り、対話と交渉を通じて半島問題を解決していくつもりだ。そして、2度目の米朝首脳会談で、国際社会が歓迎するような成果を得られるよう努力する」と述べた。

多維新聞は「金氏が今回訪中した大きな背景には、新年の祝辞の中で2度目の米朝首脳会談実現の希望を示したことがある」と解説。米国もこれに呼応し、ポンペオ国務長官が「2回目の会談の時機はそう遠くない」と語ったとした。また、トランプ米大統領も2度目の会談の場所について「現在協議中だ」とし、間接的に金氏とコミュニケーションを取ったことを明らかにしたと伝えている。

会談の場所について記事はさらに、米朝の政府関係者が先日ベトナムのハノイで顔を合わせたことから、ベトナムでの会談になる可能性があるとの見方も出ていることを紹介した。(翻訳・編集/川尻

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