内モンゴルの学校、教室に「モンゴル国国旗」を掲げて問題に―中国メディア

配信日時:2019年1月9日(水) 15時10分
内モンゴルの学校、「モンゴル国国旗」を掲げて問題に―中国メディア
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内モンゴル自治区赤峰市内の学校で、教室内にモンゴル国の国旗が掲げられたことが分かった。学校には関係なく生徒が掲げたとの指摘がある。そうだとしても、生徒側にモンゴル国に対する「愛着度」がどの程度あったのかは不明だ。
内モンゴル自治区赤峰市内の学校で、教室内にモンゴル国の国旗が掲げられたとして、中国のインターネットでは問題視する書き込みが続々と寄せられた。中国メディアの環球網などが2019年1月8日付で伝えた。

問題の写真は、SNSに投稿されたものという。民族衣装を着た女性や、ギターの伴奏で男性が歌う様子が撮影されている。背後にはモンゴル国の国旗が見える。

撮影場所は赤峰市にある「中学の教室」とされる。なお、中国の「中学」は、日本の中学校に相当する課程(初級中学)と高等学校に相当する課程(高級中学)の両方を含む。写真がどちらの教室で撮影されたかは不明だ。

環球網によると、モンゴル族と称するSNSユーザーから同写真について「赤峰市のモンゴル族中学校で行われた元日の活動」との投稿が寄せられた。同投稿は「生徒の自発的行為であり、学校や教師には全く関係ない」と主張。同問題を、民族分裂活動などとしてエスカレートさせるべきでないと論じた。

この件について、中国のインターネットでは問題視する意見や非難が次々に寄せられた。しかし、生徒がモンゴル国旗を掲げたとして、モンゴル国に対する「愛着度」がどの程度あったのかは不明だ。

例えば写真にはモンゴル文字で黒板に「オクトヤー(歓迎)」と書かれているのが見える。内モンゴル籍のモンゴル人(モンゴル人)は、モンゴル国では早い時期に撤廃されて読み書きもほぼ忘れられてしまったモンゴル文字を自分たちが使い続けていることに強い誇りを示すなど、内モンゴルにこそ古い文化が残されていると主張することも珍しくない。

環球網記者によると、取材のため環球網記者が該当するモンゴル族中学に電話したが、電話を取る人はいなかった。同市教育局の関係者は、同問題について「すぐに会議を開いて討論する」と説明した。共産党同市委員会宣伝部はすでに調査を開始したという。

モンゴル民族の人々は現在、複雑な歴史過程と自然の境界に乏しい大陸部に生活してきた背景から、複数の国に分かれて居住している。民族人口が最も多いのは中国国内に住むモンゴル人で、特に多いのは内モンゴル自治区だ。次に多いのが独立国であるモンゴル国だ。

中華人民共和国とモンゴル国(当時はモンゴル人民共和国)は1949年10月16日に外交関係を樹立した。つまり、モンゴル国は中華人民共和国を最も早く承認した国の一つであり、その時点で両国は互いに相手を独立国と承認したことになる。

モンゴル国側も複数回にわたって内モンゴルなどを併合する意図がないことを表明している。そのため、両国間に領土や領土をめぐる主権問題などは存在しない。中国とモンゴル国は、国としては安定した関係を構築したと理解することができる。(翻訳・編集/如月隼人
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