2012年12月20日、ある中国人ブロガーが「私の出会った韓国人」と題した記事を自身のブログに掲載した。以下はその内容。

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数年おきに韓国の人は何をやっているのか見に行く私。最近アジア初の女性首相が誕生したことに、すごく意外だとは思わなかったが、やはり驚いた。1980年に初めてソウルを訪れたとき、当時の韓国女性は権力のある地位になどまったくつけなかった。ある時、韓国人の社長に食事に招待されたが、彼の隣に座っていた女性の副社長は、最初から最後まで一言も話さないままだった。当時、台湾の女性は単独での海外歴訪や海外出張が許されていたが、韓国はその後何年も経って、ようやく女性に対するさまざまな規制の緩和に踏み切っている。

韓国人の家族観念はとても強く、正月などの節目に礼儀礼節を尊重する精神は中国人よりも深く強固だ。こうした伝統はテレビドラマを見ても分かる。彼らはとても保守的だが、一方で表現やデザインなどは新しいものを次々と考え出すことができる。サムスンが携帯電話においてアップルと対等に渡りあっているのが良い例だ。

彼らは酒を飲んでもすごいが、何かをやるときもすごい。私の友人である台湾の企業家は、まったく面識のない韓国のビジネスマンとソウルで会うことになった。空港に着いたとたん、相手は友人を高級クラブに連れて行き「あなた歌える？」と聞いたという。友人が一曲歌うと、酒を注いだグラスを渡し、2人で乾杯。そして韓国のビジネスマンは「取引はこれで決まり。明日私の事務所に来て契約しましょう」と友人に告げたという。こうした不思議な取引は、きっと中国人と韓国人の間だから発生するのだろう。韓国人のビジネスはすごい。中国の東北人と同じ豪快さがある。

2年前ソウルに行ったとき、色とりどりのファッションと整形手術済みの美男美女の群れのほかに、道をたずねた私に仕事の手を休めて集まってきた作業員たちが、カタコトの外国語で一生懸命道を教えてくれたことに感動した。彼らの親切で教養ある行為が、韓国全体の教育水準が急速に上昇していることを教えてくれる。（翻訳・編集/本郷）