中国人のツアー客受け入れはギャンブルのようなもの!その理由とは―台湾

Record China    2012年12月23日(日) 9時30分

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20日、台湾の旅行会社が中国人団体ツアー客を受け入れる際、まるでばくちのようだという。写真は台北の円山大飯店。

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2012年12月20日、台湾の聯合新聞網によると、台湾の旅行会社が中国人団体ツアー客を受け入れる際、まるでばくちのようだという。

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台湾の旅行会社は直接中国人観光客と接触できず、中国の旅行社を通さなければならない。中国の団体客向け旅行社は多くの顧客ソースを抱えており、価格交渉能力も高い。台湾の雄獅旅行社によると、中国人団体観光客はツアー価格を低く抑え、買い物に多く時間を割くのが常だが、台湾側は客を選べないため、たくさん買ってくれるかどうかは団体ごとに異なり、利益が出るかは受け入れてみないと分からない。

現在、中国の団体客を受け入れ可能な台湾の旅行社が約450社なのに対し、台湾で業務可能な中国の団体客向け旅行社は216社しかなく、過度の競争により、本来観光局が1日当たりの旅費を65ドル(約5200円)程度にするようガイドラインを引いているものの、現在の市場では1日当たり20ドル(約1600円)にも満たない状況がある。旅費が無料というツアーまであり、旅行会社の利益は完全に中国人観光客の買い物手数料に頼っている状況だと、あるベテランの旅行業者は明かす。

また、同じ中国人でも、地域の差が激しい。東北や内陸省の団体ツアー客は、台湾の商品に興味があり、購買力も高いため、旅行社の得られるマージンも十分な額になるが、沿海地域の団体ツアー客は非常に財布のひもが固い。台湾と中国の旅行会社の契約により、顧客の出身地を選べないため、そのリスクは完全に自己負担ということになる。利益を買い物に依存し過ぎていることにより、半ば強引に買わせたり、偽物を売りつけて高い利益を得ようとしたり、高いマージンを支払ってくれる土産物店と共謀するなど、負の問題も出てきている。(翻訳・編集/中原)

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