「機内食がまずい」とネット上に書き込んだ中国籍CA、会社をクビに―中国

Record China    2012年12月21日(金) 13時48分

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19日、航空会社自慢の機内食サービスについて「量は少ないし、まずい」とネット上に書き込んだ中国籍CAが解雇されていたことが分かった。写真は上海で行われた航空会社の面接。

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2012年12月19日、新聞晩報によると、ある航空会社の中国籍キャビン・アテンダント(CA)が、「機内食がまずい」とマイクロブログ・微博に書き込み、会社を解雇された。

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今年2月7日、ある航空会社がウェブサイト上に、「3年間で計1億ポンド(約136億円)を投じてビジネスクラスのサービスをランクアップした」とのニュースを掲載。3月1日から、上海を離陸するすべての便のビジネスクラスに、シャンパングラスでのウエルカムドリンクや、英国式アフタヌーンティー、プチケーキなど、趣向を凝らした機内食サービスを行うと発表した。

同日、この新サービスについて、イボンヌと名乗る同社の中国籍CAが、自分の微博上に「量は少ないし、まずい。食器を変えただけで何の意味もない」と書き込んだ。この書き込みを知った会社側は激怒。イボンヌと同様の書き込みをした同僚2人を呼び出し、「君が書いたのか?」「会社を愛してないのか?」と厳しく問いただしたという。

3月に入り、イボンヌともう1人の同僚は会社から解雇の通知を受け取った。その理由は、イボンヌが微博に書き込んだ内容が「会社に大きな損害を与え、会社の規約にも反する」というもの。イボンヌが同僚と退職の手続きをしている時、「おとなしくしていないと、2度と同じ業界で就職できない」ということを会社側ににおわされたという。

弁護士はイボンヌの行為について、「『表現の自由』もあるし、事実を捏造(ねつぞう)したわけでもない。だが、同社のCAとして相互の信頼関係に基づき、会社に忠誠義務がある。勤務時間以外でも、会社の利益を守ることが必要」と説く。一方で会社の処分も重過ぎると批判。有名企業として、異なる意見を抱く社員にこのような処分を下すことは妥当とはいえない」と指摘した。この事件はずいぶん前の話だが、今ごろ中国のネット上で話題になっているという。(翻訳・編集/本郷)

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