2019年1月2日、中国メディアの環球網によると、フランス紙ルモンドにこのほど、生物化学の博士号を取得するため昨年9月に中国東北部のハルビンに来たというトーゴ人女性の手記が掲載された。

筆者によると、この街に来てとても驚かされたのは、筆者の肌が黒いというただそれだけの理由で、見知らぬ人たちが次から次へと携帯電話を取り出して筆者に「狙いを定める」ことだという。

筆者は「中国人の外国人に対する好奇心は、特に黒人女性に対して顕著だ。私は街で数え切れないほど多くの人に私の縮れ毛を触られた。本物の髪の毛ではないと誤解する人もいた。そのたびに私は笑顔で応えたが、私を悩ませてもいた」とした。

その上で、「中国で暮らすアフリカ女性はこうした異例な現実を受け入れなければならない。中国の伝統的な色白崇拝は、アフリカ女性が中国の男性に魅力を感じさせるのを難しくしている」とした。

一方で、筆者は「中国人のこうした行動は、差別意識ではなく好奇心によるものだ」とし、「ハルビンでの4カ月後、中国は私を少しずつ征服した。私はこの国の多文化と勤勉な人々に感心するようになった。ここでは暴力的な犯罪を目にすることはほとんどない。市民はとても温かくフレンドリーだ」とも記している。（翻訳・編集/柳川）