ネット規制の緩和、上映禁止映画の放映……習近平体制の誕生後、“小さな”変化続く―米華字メディア

Record China    2012年12月19日(水) 15時47分

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18日、米華字ニュースサイト・多維網は記事「中国共産党の風向きに変化、高官は劉暁波の繰り上げ釈放を検討」を掲載した。習近平体制誕生後、さまざまな変化の兆候が確認されているという。写真は劉暁波氏。

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2012年12月18日、米華字ニュースサイト・多維網は記事「中国共産党の風向きに変化、高官は劉暁波の繰り上げ釈放を検討」を掲載した。

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習近平(シー・ジンピン)体制の誕生後の変化を、中国国民も反体制活動家も感じている。反体制作家の戴晴(ダイ・チン)は天安門事件で収監され釈放後も冷遇されてきたが、最近になって以前所属していた政府機関が年金の手続きをする用意があると打診してきたという。

そうなると期待されるのが、現在収監されているノーベル平和賞受賞者・劉暁波(リウ・シャオボー)の釈放だ。実は今年8月時点にも健康問題を理由に釈放が検討されていたが、十八大(中国共産党第18回全国代表大会)への影響を避けるべく却下されたという。

劉暁波の妻・劉霞(リウ・シア)は軟禁状態にあるが、先日、AP通信の記者が監視の目がゆるんだすきに住居に侵入。インタビューに成功した。これも当局がわざと監視をゆるめたのではと読み解く人もいる。

十八大後、他にもさまざまな変化が起きている。風向きが変わったことを感知したメディア関係者が実名で汚職官僚を告発する例が相次いでいること。マイクロブログで指導者の名前が検索可能になったこと。官制テレビメディアで政府の強権、言論規制などの問題が取り上げられたこと、禁止処分を受けていたはずの映画が放送されたことなど、さまざまな変化があるという。(翻訳・編集/KT)

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