ベトナムに深く残る「韓国軍のベトナム戦争参戦」の傷、韓国ネットはどう考える?

配信日時:2019年2月15日(金) 8時10分
ベトナムに深く残る「韓国軍のベトナム戦争参戦」の傷、韓国ネットはどう考える?
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14日、韓国メディア・韓国日報は、いわゆる「朴恒緒マジック」によりベトナム国民の韓国に対する認識は大きく改善したものの、ベトナム戦争など不幸な歴史に根差す感情のわだかまりはいまだ残っていると伝えた。写真はサッカーベトナム代表を応援するベトナム市民。
2019年2月14日、韓国メディア・韓国日報は、いわゆる「朴恒緒(パク・ハンソ)マジック」によりベトナム国民の韓国に対する認識は大きく改善したものの、ベトナム戦争など不幸な歴史に根差す感情のわだかまりはいまだ残っていると伝えた。

韓国の朴恒緒監督は昨年、東南アジア選手権(スズキ杯)でベトナム代表を10年ぶりの優勝に導いた。AFCアジアカップ2019UAEでもベスト8に入る活躍を見せ、ベトナムでは「朴恒緒ブーム」が起きていた。

これを受け韓国日報とコリアタイムスは、ベトナムの韓国に対する意識の変化を分析するため、ベトナム国民1000人を対象に調査を行った。その結果、ベトナム国民の98.5%が朴監督を知っており、73.8%が「朴監督のおかげで韓国の印象が良くなった」と回答したという。韓国日報は「2017年12月の第1次調査で『韓国文化に共感する』と回答したのが61%だったことを考慮すると、朴恒緒マジックは韓国に対する認識の改善に大きな効果をもたらした」と説明している。また、「韓国人とは友達になれない」と考える割合も18.4%から13.6%に減少。韓国人との国際結婚に反対する割合も21.3%から7.2%に減少したという。

ベトナム国立大学ハノイ校のジャーナリズムコミュニケーション学科教授は「ベトナム人の韓国に対する認識は朴監督の登場前と後で変化した」とし、「音楽やドラマ、映画、グルメ中心のベトナムの韓流がスポーツにまで広がった」と分析したという。

一方で、韓国軍のベトナム戦争参戦による不幸な歴史と韓国・ベトナム間の非対称的な経済関係に基づく否定的な認識には「変化が見られなかった」という。中でも、「韓国軍のベトナム戦参戦の事実が韓国に対する否定的な認識に影響を与えているか」との質問に対して「はい」と答えた割合は50代以上(150人)で32%を占め、第1次調査(20.6%)より大幅に増加したという。これについてユ・テヒョン元駐ベトナム大使は「朴監督の一時的かつ大衆的な人気では、彼らの脳裏に深く刻まれた傷を癒すのは難しい」と指摘したという。

これに、韓国のネットユーザーからは「当然では?韓国が日本を好きになれないのと一緒」「韓国も被害者だから理解できる」「朴監督とベトナム戦争は全く別物。朴監督の活躍で過去を消そうだなんて、多くを望み過ぎ」など、理解を示す声が数多く寄せられている。

また「解決法は心からの謝罪のみだ」「韓国が許しを請うべき」「文大統領が現地に行って謝罪しないと」「韓国が公式に謝罪しなければならない。日本のようにならず、韓国によって被害を受けた人たちに補償し、慰霊碑も建てよう。わだかまりが消える日まで謝罪し続けるんだ。そうしなければ、世界の前で日本の態度を批判できない」など、ベトナムに対する韓国政府の謝罪や補償を求める声も多い。

一方、これに対し「韓国は歴史を歪曲(わいきょく)していない。十分反省した」「ベトナムは過去を忘れたがっているのに、文大統領が無理に蒸し返そうとして反感を買っているといううわさもあるよ」「ベトナム経済を発展させたのは韓国企業ということを忘れないで」「韓国は参戦させられたんだ。むしろ被害者。謝罪する必要はない」と反論する声も見られた。(翻訳・編集/堂本
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