中国の席占領が劇場にまで蔓延、「秩序の後退」と厳しい声も

The World Video    2018年12月26日(水) 20時0分

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25日、中国の高速鉄道や旅客機、長距離バスなどの公共交通機関でたびたび席の占領トラブルが発生しているが、このほど北京の劇場でも席の占領騒動が発生し、物議を醸している。

2018年12月25日、中国の高速鉄道や旅客機、長距離バスなどの公共交通機関でたびたび席の占領トラブルが発生しているが、このほど北京の劇場でも席の占領騒動が発生し、物議を醸している。中国中央テレビ(CCTV)が伝えた。

騒動は北京喜劇院で22日に発生した。女性が本来の自分の席よりも前方の席に座ったことが騒動の発端となった。女性は自分の席に戻ろうとせず、従業員は公演が定刻通り開演できるよう女性を劇場外に移動させて話を聞こうとした。ところが、これに女性が反発しただけでなく、ほかの観客からも「無理やり連れ出すのはよくない」との声が聞かれ、観客同士が口論する事態に発展した。

女性はさらに、従業員が身に着けていたカメラで撮られたことに怒り、スマホで録画して「あなたがその映像を削除しない限り私も動画を削除しない。ネットに掲載してやる」と言い放った。最終的に警察の仲裁で女性は自分の席に戻ったという。

同騒動に対してネットでは席を占領した女性に対する批判の声が圧倒的に多く、メディアでも当該女性に対する厳しい声が多い。中には「席の占領が劇場にまで蔓延」、「この騒動で公演は約10分間開演が遅れた。席を占領した女性は処罰されず、待たされた観客と演者が1番の被害者となった。自分が購入した席に座るのは常識であり、席の占領は秩序を乱し、消費者の権利を侵害する行為である。これは明らかな秩序の後退だ」との報道も見られた。(翻訳・編集/内山

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