中国におけるペット犬、不幸なばかりの運命―英紙

Record China    2012年12月14日(金) 9時40分

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12日、中国ではペットとして犬を飼う人が増えたが、犬の一生は不幸なばかりだという。写真は安徽省合肥市に出された犬肉料理の屋台。たくさんの犬が檻に入れられていた。

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2012年12月12日、環球時報によると、英ガーディアン紙は10日、中国では犬の運命はあまり良いものではないと指摘した。ペットとして犬を飼う人が増えたが、中国における犬の一生は不幸なばかりだという。

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ここ数十年で収入の増加と海外の生活スタイルが浸透したことにより、中国におけるペットに対する考え方は大きく変わった。しかし多くの都市では大型犬を飼うことは禁じられており、ペット市場の管理・監督が不十分なことからペットとして購入した小型犬が購入直後にあっけなく死んでしまうケースも後を絶たない。また、一部の地域では冬になると犬肉料理の人気が高まるが、ペットの犬が持ち去られ食材となってしまうこともある。

英国動物虐待防止協会(RSPCA)の専門家は「中国の動物保護にはグレーゾーンが存在する」と指摘。政府の姿勢も透明性が低く、必要な法制度も設けられていない。また、ペットを扱う店にも問題がある。たくさんの犬をケージに押し込め、衛生管理もずさんでパルボウイルスのような伝染病の感染を招いており、犬が突然死亡してしまう原因にもなっている。

北京で犬の保護活動をしているNPOの責任者は「いつどこでも犬を持ち去ることができ、殺されたり食べられたりしている。関連法規はなく、政府には取り締まりようがないのが現状だ」と語り、政府の官僚は社会の安定やGDPにばかり目を向けており、動物の権利を守る法整備にはまったく無関心だと指摘している。(翻訳・編集/岡田)

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