「戦争の負い目ない新天皇、世界指導国への飛躍を夢見る日本」と韓国紙、新陛下は「護憲派」とも

配信日時:2019年5月4日(土) 15時0分
韓国紙「戦争の負い目ない新天皇、世界指導国への飛躍を夢見る日本」
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令和の時代を迎えた日本について、朝鮮日報は「新天皇には戦争の負い目がない。これを機に日本は世界指導国への飛躍を夢見る」と報じた。新陛下に関しては「護憲派」との見方を示した。写真は皇居。
新天皇陛下が2019年5月3日に即位された。令和の時代を迎えた日本について、韓国・朝鮮日報は「新天皇には戦争の負い目がない。これを機に日本は世界指導国への飛躍を夢見る」と報じた。新陛下は「父が掲げる『平和主義』の伝統を引き継ぐものと予想されている」として、「護憲派」との見方を示した。

1日の即位について朝鮮日報は「先進国で唯一、王の統治に基づき自身の生活を区分している日本において、新天皇即位は特別な意味を持つ」と指摘。「このため、日本社会では新天皇即位をきっかけに過去を断ち切り、もう一段階飛躍しようという国民的な共感が築かれつつある」と論じた。

さらに「新天皇はそのような時代の精神に合致する人物だ」と説明。続けて、1933年生まれの新上皇は「天皇として活動した時代は周辺国に戦争の負い目を感じていた。小学生のころ『聖戦』のため出征する日本軍兵士に手を振る姿が写真に残っている。日本が起こした太平洋戦争で日本人300万人を含め、アジア・太平洋地域で合計約2300万人が命を落とした。明仁天皇は中国、フィリピンなどアジア各地で『慰霊の旅』を行った」と紹介した。

一方で「新天皇は違う。1960年生まれで、初の戦後生まれの天皇ということで、戦争体験がない。祖父と父が感じていた罪の意識からの自由な立場だ」と言及。「だから令和時代は新天皇の個人的な立場とは関係なく、日本が第2次世界大戦のあらゆる負担から脱して今後歩んでいく初の時期として記録される可能性が高い。以前から、安倍晋三首相は周辺国に対する謝罪はすべて終わったとの見解を表明し、日本の『普通の国』化を強く推進してきた」と警戒感をにじませた。

その上で「日本は平成時代にバブル経済が崩壊し、30年近く不況のトンネルでさまよった。1995年の阪神淡路大震災と2011年の東日本大震災は国民に深い傷を残した。カルト宗教のオウム真理教によるサリン事件は大きな衝撃をもたらした。令和時代の幕開けはこのような過去との決別を意味する」とも論じた。

別の記事で朝鮮日報は「新陛下は皇太子時代に英オックスフォード大学に2年間留学し、個人や多様性、平和を重視する英国社会を肌で体験した」と紹介。「2014年の記者会見で『今の日本は戦後の日本国憲法を基礎に築かれ、平和と繁栄を享受している』『憲法を守る立場に立ち、必要な助言を得ながら仕事に臨むことが重要だ』と述べた。安倍首相の憲法改正論に対抗する護憲を主張したものと受け取られている」と解説した。(編集/日向)
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