自衛隊哨戒機へのレーダー照射めぐり、日韓が対立深める―仏メディア

Record China    2018年12月24日(月) 16時0分

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23日、仏国際放送局RFIの中国語版サイトは、韓国軍が海上自衛隊の哨戒機にレーダーを照射した問題について、日韓両国の対立がエスカレートしていると報じた。写真は海上自衛隊のP1哨戒機。

2018年12月23日、仏国際放送局RFIの中国語版サイトは、韓国軍が海上自衛隊の哨戒機にレーダーを照射した問題について、日韓両国の対立がエスカレートしていると報じた。

記事は、外務省の金杉憲治アジア大洋州局長が23日、ソウルで行われる韓国外交部東北アジア局長らとの協議に出発するため訪れた羽田空港で、協議の中で韓国海軍の駆逐艦が海上自衛隊の哨戒機に火器管制レーダーを照射した問題について取り上げると語ったことを伝えた。

そのうえで、今回の問題の経緯について紹介。岩谷毅防衛相が21日に「韓国海軍の駆逐艦が20日午後3時ごろに石川県能登半島付近の日本海で、火器管制レーダーを海上自衛隊のP1哨戒機に照射した。突発的な軍事衝突を引き起こし得る、極めて危険な行為だ」と発表し、防衛省が韓国側に厳重な抗議を行ったとした。また同省は22日にも改めて「極めて遺憾であり、韓国に同様の事件の発生防止を強く求める」との声明を出したことを伝えている。

火器管制レーダーについて記事は「ターゲットの距離の角度を火器管制システムに提供する。火器管制システムはこの情報に基づき射撃パラメータを計算する。しばしば、射撃前の準備段階と解釈されることがあり、日本は2013年1月にも中国海軍が東シナ海の護衛艦『ゆうだち』に数分間レーダー照射を行ったとして抗議したことがある」と紹介した。

記事は、今回の件をめぐり韓国国防部が「演習中にレーダーを使用したが、日本側が言う哨戒機に追跡照射したという事実はない」と否定していることを併せて伝えている。(翻訳・編集/川尻

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